宇佐市議会 2021-06-14
2021年06月14日 令和3年第4回定例会(第4号) 本文
2021年06月14日:令和3年第4回定例会(第4号) 本文 (233発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード ○ 会 議 の 経 過 (四日目)
開議 午前十時〇〇分
◯議長(衛藤博幸君)皆さん、おはようございます。
ただいま出席議員は二十名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。
令和三年六月第四回宇佐市議会定例会を再開いたします。
これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、前回に引き続き市政一般に対する質問となっております。
新型コロナウイルス感染症対策として、シフト表一のとおり、議員の皆さんは御移動をお願いします。
~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~
◯議長(衛藤博幸君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。
通告がありますので、順次発言を許します。
市政一般に対する質問一覧表(令和三年六月十四日)
┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━┓
┃ 発言者 │ 発言の要旨 │ 答弁を求 ┃
┃ │ │ める者 ┃
┠──────┼─────────────────────┼───────┨
┃一番 │一、
新型コロナウイルス感染症対策につい │市長、教育長 ┃
┃河野健治朗君│ て │および ┃
┃ │ (1)五月より始まった高齢者への
ワクチン │担当部課長 ┃
┃ │ 接種ですが、七十五歳以上かつ
基礎疾 │ ┃
┃ │ 患の治療中の方の個別接種予約が取り │ ┃
┃ │ にくい状況が続いている。中には
接種 │ ┃
┃ │ をあきらめている方もいると聞くが、 │ ┃
┃ │ 現在までの接種状況をどこまで把握し │ ┃
┃ │ ているか。
│ ┃
┃ │ (2)宇佐市
新型コロナウイルス感染症対策 │ ┃
┃ │ 支援サイトは、市外に住む家族も
注視 │ ┃
┃ │ している。各年代別の進捗状況や
接種 │ ┃
┃ │ 率など、詳しい情報を公開できない
│ ┃
┃ │ か。
│ ┃
┃ │ (3)抗原検査センターの運営が始まったば │ ┃
┃ │ かりですが、運営の延長を期待する
声 │ ┃
┃ │ が広がっている。人の往来を考える
│ ┃
┃ │ と、お盆の帰省や成人式に合わせ、八 │ ┃
┃ │ 月末までの延長は出来ないか。
│ ┃
┃ │二、宇佐市の放課後児童クラブの運営につ │ ┃
┃ │ いて
│ ┃
┃ │ (1)児童数の多い小学校区では、低学年の │ ┃
┃ │ 受け入れしか対応できないと聞く。現 │ ┃
┃ │ 在、六年生までの受け入れが出来てい │ ┃
┃ │ ない施設はどのくらいあるか。
│ ┃
┃ │ (2)支援員の確保がうまくいかない
クラブ │ ┃
┃ │ が多いようだが、人材の支援が必要と │ ┃
┃ │ 思うが、市の対応は。
│ ┃
┃ │三、テレワークやリモートワークといった │ ┃
┃ │ 多様な働き方が推進される中、以前にも │ ┃
┃ │ 増して注目が集まっている
サテライトオ │ ┃
┃ │ フィスですが、市が行う
サテライトオフ │ ┃
┃ │ ィス推進事業の現在までの進捗状況は。 │ ┃
┠──────┼─────────────────────┼───────┨
┃七番 │一、
新型コロナウイルスワクチン接種状況 │市長および ┃
┃和気伸哉君 │ について │担当部課長 ┃
┃ │ (1)現在、高齢者を対象にワクチン接種が │ ┃
┃ │ 行われていますが、個別接種、
集団接 │ ┃
┃ │ 種の現状と課題は。
│ ┃
┃ │ (2)一般の方の個別接種、集団接種ともに │ ┃
┃ │ 七月から開始する予定となっているが │ ┃
┃ │ 今のところ変更はないのか。
│ ┃
┃ │二、市内在住者の新築住宅支援について
│ ┃
┃ │ (1)うさ暮らし定住支援補助金として、
県 │ ┃
┃ │ 外や市外の移住者に対して本市は手厚 │ ┃
┃ │ い補助額を準備しているが、市内に在 │ ┃
┃ │ 住する方への定住支援は見当たらな
│ ┃
┃ │ い。
│ ┃
┃ │ 攻めの施策は理解できるが、守りの │ ┃
┃ │ 施策に緩みがないか。
│ ┃
┃ │ (2)以前は、宇佐産材を利用した
木造住宅 │ ┃
┃ │ の新築・増改築の補助や、合併処理浄 │ ┃
┃ │ 化槽の設置に対しても補助枠があった │ ┃
┃ │ が、現在は廃止となっている。
│ ┃
┃ │ 本市に新築してもらえる支援策を
考 │ ┃
┃ │ えなければならないのではないか。
│ ┃
┃ │三、警告シールを貼られた家庭ごみについ │ ┃
┃ │ て
│ ┃
┃ │ 収集日の朝八時三十分まで出していな │ ┃
┃ │ い、収集日以外に出す、ごみの分別が出 │ ┃
┃ │ 来てないなどのルールが守られていない │ ┃
┃ │ ごみは、収集ができず警告シールが貼
ら │ ┃
┃ │ れ、出した方が責任を持って処理しなけ │ ┃
┃ │ ればならないが、ごみを出した方がわか │ ┃
┃ │ らない場合、そのごみはどのように
処理 │ ┃
┃ │ されているのか。
│ ┃
┃ │四、死亡後の手続きについて
│ ┃
┃ │ 以前より、取り上げてきた
質問項目 │ ┃
┃ │ で、新年度からお悔やみ窓口を
開設出来 │ ┃
┃ │ ればとの回答もあったのだが、未だに開 │ ┃
┃ │ 設出来ない理由と課題は。
│ ┃
┃ │五、四期目の市政について
│ ┃
┃ │ 是永市長の四期目の舵取りが始まった │ ┃
┃ │ が、宇佐市で四期市長を担った方はいな │ ┃
┃ │ い。
│ ┃
┃ │ 是永市長にとって四期目とは、どのよ │ ┃
┃ │ うな市政を考えているのか。
│ ┃
┠──────┼─────────────────────┼───────┨
┃五番 │一、観光振興について │市長、副市長、┃
┃中本 毅君 │ (1)二〇一六年十二月七日の宇佐市議会本 │教育長および ┃
┃ │ 会議において、経済部長は「栗山のU │担当部課長 ┃
┃ │ SA看板は市の支援のもとに地元の
│ ┃
┃ │ 方々が作成されたもので、今では
宇佐 │ ┃
┃ │ のロケ地として人気となっている。今 │ ┃
┃ │ 回、テレビでも話題になっているよう │ ┃
┃ │ に、市としてもロケハンや
ロケーショ │ ┃
┃ │ ン撮影などとの連携協力を強化してい │ ┃
┃ │ く。また、市が作成した
トリップガイ │ ┃
┃ │ ドブックにも話題の宇佐駅の駅名標と │ ┃
┃ │ USA看板も盛り込んでPRに努めて │ ┃
┃ │ いる。今後も、民間と連携強化を
意識 │ ┃
┃ │ した観光振興に努めてまいりたい」
旨 │ ┃
┃ │ を答弁している。特にUSA看板につ │ ┃
┃ │ いては、各種の全国放送で宇佐市が取 │ ┃
┃ │ り上げられる際に登場頻度が高く、
宇 │ ┃
┃ │ 佐市の知名度向上や観光振興に絶大な │ ┃
┃ │ 貢献をしてきた。このUSA看板や
栗 │ ┃
┃ │ 山の公園は数十年に渡り、官民連携に │ ┃
┃ │ より適切な維持管理が図られ、発展し │ ┃
┃ │ てきた。一部には
宇佐海軍航空隊関連 │ ┃
┃ │ の遺構もある。しかし近年、民間側の │ ┃
┃ │ 中心的な世話役の方が高齢化し、
公園 │ ┃
┃ │ およびUSA看板の維持管理が困難に │ ┃
┃ │ なってきている。このままでは栗山の │ ┃
┃ │ 公園やUSA看板の適正な維持管理が │ ┃
┃ │ 途絶えてしまい、将来的に廃墟化して │ ┃
┃ │ しまう懸念さえ感じられる。継続のた │ ┃
┃ │ め、また市のさらなる観光振興のため │ ┃
┃ │ に、一段と踏み込んだ支援をお願いし │ ┃
┃ │ たいが市の考えは。
│ ┃
┃ │ (2)国道十号線沿線の「道の駅」整備や開 │ ┃
┃ │ 設後の運営においては、地元・
北馬城 │ ┃
┃ │ 地区にも苦労がかかる。「道の駅」整 │ ┃
┃ │ 備に際して、地元の周遊観光も
促進 │ ┃
┃ │ し、地元が活性化できる仕組みをよく │ ┃
┃ │ よく検討しては。宇佐神宮、
岩崎神 │ ┃
┃ │ 社、八十八体のある阿弥陀院、封戸小 │ ┃
┃ │ 学校の卒業記念樹があり桜も美しい
栗 │ ┃
┃ │ 山公園など、地元の魅力を十分に活か │ ┃
┃ │ してはどうか。
│ ┃
┃ │ (3)「道の駅」近辺には四十年以上続く
喫 │ ┃
┃ │ 茶店が複数ある他、市内には数十年続 │ ┃
┃ │ く喫茶店が少なからずあり、貴重な
喫 │ ┃
┃ │ 茶文化が根付いている。こうした
喫茶 │ ┃
┃ │ 店もコロナ禍の影響を大きく被ってい │ ┃
┃ │ ると思われるが、「道の駅」整備を
契 │ ┃
┃ │ 機として、地元における喫茶文化の
維 │ ┃
┃ │ 持・発展にも努めてはどうか。
│ ┃
┃ │ (4)市観光協会と市の連携は全体的にどの │ ┃
┃ │ ような状況か。市は適切に財源を
手当 │ ┃
┃ │ てして、観光協会の人員体制強化につ │ ┃
┃ │ いても協議・検討しては。
│ ┃
┃ │二、家族旅行村エリア施設について
│ ┃
┃ │ 複合レジャー施設である家族旅行村
│ ┃
┃ │ 「安心院」のエリア内にある施設の多く │ ┃
┃ │ は、老朽化により施設改修や修繕等が
増 │ ┃
┃ │ 加し、また利用者ニーズの変化に対応す │ ┃
┃ │ るための改修等を求められている。特に │ ┃
┃ │ ケビンの老朽化や温泉の湧出状況につい │ ┃
┃ │ ては喫緊の懸念がある。子供向け遊具は │ ┃
┃ │ ほとんど壊れており、子供が充実して
遊 │ ┃
┃ │ べる場所も欲しい。旅行村については、 │ ┃
┃ │ 平成二十五年度に
リニューアル基本構想 │ ┃
┃ │ が策定され、漸次的に取り組みが進め
ら │ ┃
┃ │ れてきた。安心院地域の観光拠点施設と │ ┃
┃ │ して大きな役割を果たしているが、
市長 │ ┃
┃ │ は老朽化の現状をどのように認識し、今 │ ┃
┃ │ 後のリニューアルをどのように考えてい │ ┃
┃ │ るか。
│ ┃
┃ │三、防犯灯や見守り灯について
│ ┃
┃ │ 設置だけでなく更新にも補助を望む
声 │ ┃
┃ │ を耳にするが、市の考えは。
│ ┃
┃ │四、コロナ禍への対応について
│ ┃
┃ │ (1)医療の観点、および経済の観点を
中心 │ ┃
┃ │ に、市内の現状と課題は。
│ ┃
┃ │ (2)本年一月二十五日には飲食店・
料飲店 │ ┃
┃ │ の代表団と同行で市長を訪問し、
切実 │ ┃
┃ │ な声を聴いて頂いた。誠実な対応に
感 │ ┃
┃ │ 謝している。その後、県下において
コ │ ┃
┃ │ ロナ感染症の状況は悪化しており、
地 │ ┃
┃ │ 元飲食店・料飲店の方々から積極的な │ ┃
┃ │ 支援を引き続き求める声を聴いてい
│ ┃
┃ │ る。(一般質問当日には)申請が
締め │ ┃
┃ │ 切られているものも含め例を挙げる
│ ┃
┃ │ が、一時支援金、月次支援金、事業再 │ ┃
┃ │ 構築補助金や時短要請協力金など、
国 │ ┃
┃ │ や県の支援制度を市民に紹介すること │ ┃
┃ │ も重要であると思う。一方で、市とし │ ┃
┃ │ ても主体的に、何か追加的な支援を
検 │ ┃
┃ │ 討しているか。
│ ┃
┃ │五、デジタル技術の利活用推進について
│ ┃
┃ │ (1)市はデジタル技術の利活用推進に
積極 │ ┃
┃ │ 的に取り組んでおり評価しているが、 │ ┃
┃ │ 改めて現状と課題は。
│ ┃
┃ │ (2)市の行政事務の現場で無料の
グーグル │ ┃
┃ │ 翻訳を利用する場合があるようだが、 │ ┃
┃ │ そのような場合に、無料の
DeepL │ ┃
┃ │ (ディープエル)翻訳も利用してはど │ ┃
┃ │ うか。いっそう高精度な翻訳で評判を │ ┃
┃ │ 呼んでおり、実用英語技能検定一級の │ ┃
┃ │ 小職も検証して翻訳品質の高さに驚い │ ┃
┃ │ ている、有用なツールである。
│ ┃
┃ │ (3)現代においては、全ての
行政サービス │ ┃
┃ │ にICT(情報通信技術)が関係して │ ┃
┃ │ いると言っても過言ではない。宇佐市 │ ┃
┃ │ 役所においてもICT関連の
人員体制 │ ┃
┃ │ 強化が必要ではないか。
│ ┃
┃ │六、教育の充実について
│ ┃
┃ │ (1)通信制大学・大学院である放送大学の │ ┃
┃ │ 再視聴施設「宇佐分室」が、利便性の │ ┃
┃ │ 高い宇佐公民館内に移転した。
大分学 │ ┃
┃ │ 習センターの他、県内唯一の再
視聴施 │ ┃
┃ │ 設である。「宇佐市には大学がない」 │ ┃
┃ │ と言われることがあるが、実は宇佐市 │ ┃
┃ │ を拠点として大学卒業(学士)や
大学 │ ┃
┃ │ 院修了(修士・博士)の学位取得が可 │ ┃
┃ │ 能である。科目履修は一科目からでき │ ┃
┃ │ る。宇佐市における生涯学習のさらな │ ┃
┃ │ る環境充実を歓迎しているところだが、 │ ┃
┃ │ 市教委の認識は。
│ ┃
┃ │ (2)大分空港が水平型宇宙港化を進めてい │ ┃
┃ │ る。これを宇佐市における
STEAM │ ┃
┃ │ (スティーム)教育、つまり創造性を │ ┃
┃ │ 生かす理数教育の題材の一つとして
│ ┃
┃ │ は。
│ ┃
┃ │七、行財政改革および公金支出の適正化に │ ┃
┃ │ ついて
│ ┃
┃ │ 専門的な細かい議論は、委員を務める │ ┃
┃ │ 行財政改革推進特別委員会で行うとし
│ ┃
┃ │ て、ここでは総論をお伺いしたい。
行財 │ ┃
┃ │ 政改革および公金支出の適正化につい
│ ┃
┃ │ て、市の今後の方針は。
│ ┃
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◯議長(衛藤博幸君)一番 河野健治朗君。
◯一番(河野健治朗君)皆さん、おはようございます。議席番号一番 政友会の河野健治朗でございます。
まずは、今なお続くコロナの影響によって活動をしている、前線で戦っているドクターの皆さんをはじめ関係者の皆さん、そして毎日休みも返上して動き回ってくださっている市長をはじめ行政職員の皆さん方に心から敬意を表します。本当にありがとうございます。私たちができることは皆さんがコロナに感染しないことを祈ることぐらいしかできませんが、これからしっかりとその対策を取られ、明るい先が見えるように一緒になって取り組んでいければなというふうに思っております。どうぞ健康に留意していただきたいと思います。
それでは、通告に従いまして一回目の質問を行います。どうぞよろしくお願いいたします。
一項目め、
新型コロナウイルス感染症対策についての一点目、五月より始まった高齢者へのワクチン接種ですが、七十五歳以上かつ基礎疾患の治療中の方の個別接種予約が取りにくい状況が続いているように聞いております。中には接種を諦めている方もいると聞いておりますが、現在までの接種状況をどこまで把握しているのかお聞きいたします。
二点目、宇佐市
新型コロナウイルス感染症対策支援サイトは、市外に住む家族も注視しております。各年代別の進捗状況や接種率など、詳しい情報を公開できないかお聞きいたします。
三点目、抗原検査センターの運営が始まったばかりですが、運営の延長を期待する声が広がっております。人の往来を考えるとお盆の帰省や成人式に合わせ、八月末までの延長はできないかをお尋ねいたします。
二項目め、宇佐市の放課後児童クラブの運営についての一点目、児童数の多い小学校区では低学年の受入れしか対応できないと聞いております。現在、六年生までの受入れができていない施設はどのくらいあるかをお聞きいたします。
二点目、支援員の確保がうまくいかないクラブが多いようです。人材の支援が必要と思いますが、市の対応はいかがでしょうか。
三項目め、テレワークやリモートワークといった多様な働き方が推進される中、以前にもまして注目が集まっているサテライトオフィスですが、市が行うサテライトオフィス推進事業の現在までの進捗状況をお聞きいたします。
以上、どうぞよろしくお願いいたします。
◯議長(衛藤博幸君)それでは、河野健治朗議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。
まず、宇佐市長 是永修治君。
◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。一番 河野議員の一般質問にお答えをいたします。
三項目め、市が行うサテライトオフィス推進事業の進捗状況についてでありますが、さきの三月定例会で補正予算の御承認をいただき、サテライトオフィスの開設を検討するために視察を行った企業等に対する補助金交付事業を県内で初めて創設したところであります。まずは事業の周知のため市ホームページに掲載するとともに、県の東京、大阪、福岡、各事務所に事業のチラシの設置及び事業周知をしていただくようお願いをしているところであります。
しかし、新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、これまで事業についての問合せがない状況でありますので、今後も事業周知については工夫を凝らして努めていきたいと考えております。
また、サテライトオフィスの推進のためには受皿も必要となってまいります。現状ではサテライトオフィスやコワーキングスペースに対応できる市の所有物件がありませんので、市内不動産会社に対しまして適した物件の情報提供をお願いしているところであります。今後は民間の活力を後押しできるような事業展開も考えていきたいと考えております。
以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。
◯議長(衛藤博幸君)最後に、一項目めの新型コロナウイルス感染症の対策についてと、二項目めの放課後児童クラブの運営についてを福祉保健部長 岡部輝明君。
◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(岡部輝明君)皆様、おはようございます。福祉保健部長の岡部でございます。一番 河野議員の一般質問にお答えいたします。
一項目め、
新型コロナウイルス感染症対策についての一点目、五月より始まった高齢者へのワクチン接種ですが、七十五歳以上かつ基礎疾患の治療中の方の個別接種予約が取りにくい状況が続いている。現在までの接種状況をどこまで把握しているかについてですが、個別接種の予約が取りにくかった点については、五月はワクチンの供給が少なかったこともあり、各医療機関の予約受入数が少なかったためと思われますが、現在の予約状況は落ち着き、予約の混雑も解消されております。
県によると、六月以降はワクチン供給も潤沢になり、医療機関の希望数の配送ができるようになりますが、現在予約を抱え込んでいる医療機関に対しまして、市として側面的支援ができないか調査をしているところです。
また、現在までの接種状況については、三月九日から医療従事者を対象に開始し、四月十九日から高齢者施設の入所者及び従事者、五月十一日から個別接種、五月十五日から集団接種を開始し、六月十三日現在で延べ一万四千三百七十四人の接種が行われました。
二点目、宇佐市
新型コロナウイルス感染症対策支援サイトの各年代別の進捗状況や接種率などの情報を公開できないかについてですが、現在の接種状況は国の統一システムであるV─SYSで管理されており、区分としては、医療従事者、高齢者、高齢者施設従事者、基礎疾患保有者、その他となっております。そのため年代別での進捗状況の把握は難しいものと考えておりますが、今後、準備が整い次第、区分ごとの進捗状況や接種率を市ホームページ上で公開いたします。
三点目、抗原検査センターについて、お盆の帰省や成人式に合わせ、八月末までの延長はできないかについてですが、検査センターの利用状況は、六月十三日現在で市内の方千二百三十人、市外の方六百十七人、合計千八百四十七人で、陽性者は市外の方三人となっております。七月以降の取扱いについては、六月中旬までの検査センターの利用状況や市内の感染状況等を考慮し、関係機関と協議してまいります。
次に、二項目め、宇佐市の放課後児童クラブの運営についての一点目、現在六年生までの受入れができていない施設はどのくらいあるかについてですが、現在、放課後児童クラブは市内二十五か所に開設しており、原則六年生までの受入れをお願いしています。児童クラブに確認したところ、本年四月末現在で児童の利用定員は千六十三人、登録者数は七百六十二人、利用者数は七百四十人で、待機児童は発生しておりません。また、六年生の在籍がないクラブは九クラブあり、六年生までのニーズのないクラブもあると聞いています。今後もホームページ等で各児童クラブの情報発信を行うとともに、各クラブとの連携を深めていきたいと考えております。
二点目め、支援員の確保について支援が必要と思うが、市の対応はについてですが、支援員の確保策につきましては、現在、各児童クラブがハローワークに求人を出したり、知人に声かけをするなどの方策を行っております。また、県が運営している保育士就業支援サイト「保育おおいた」では、本年四月から求職者と児童クラブのマッチングができるようになり、支援員確保の一助になるものと期待しております。さらに、市放課後児童クラブ連絡協議会では、クラブ間での派遣制度を構築していると聞いておりますので、市としては何ができるか協議してまいります。
以上で答弁を終わります。
◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。
一番 河野健治朗君。
◯一番(河野健治朗君)それでは、順次再質問をさせていただきたいと思います。
まず、この質問の趣旨を少し申し上げますと、この初めてのことをですね、皆さん注視しているということはもう十分御承知だと思うんですが、今は感染者がどこの誰なのかよりも自分や自分の家族がいつワクチン接種が終わるんだろうかという不安のほうが注目をしているところだと思うんです。
そんな中で、手探りでいく、やっている中で仕方ないことだと思いますけども、自分の家族と連絡が取りにくい高齢者施設に入所する方、そしてその家族からですね、一体今どういう状況なんだろうかというような問合せを多く聞きました。
それで今回の一般質問に上げさせていただいたんですが、私、せっかくですね、今そのすばらしいサイトがある、運営をしている宇佐市はですね、他市に比べて情報の公開能力が高いと思っているんです。なので、そういったサイトを使いながらですね、今の状況をお知らせするということに努力をしていただけたら、なおいいなというふうに思ったから、この質問の内容とさせていただいています。
そこで、改めてなんですけども、高齢者施設に入所されている方の状況の把握というのはできているんでしょうか。それとも難しいでしょうか。お聞きいたします。
◯議長(衛藤博幸君)健康課長。
◯健康課長(出口昭子さん)健康課長の出口でございます。再質問にお答えいたします。
高齢者施設の入所者及び従事者については、四月十九日から接種が始まっておりまして、特別養護老人ホームや老人介護保険施設などはもう二回目接種も終了しているところであります。その他の施設に関しましては、六月六日以降に二回目の接種のところもございまして、六月上旬から中旬にかけては二回目接種が終わるものと考えております。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。
◯一番(河野健治朗君)ありがとうございます。大変安心できる内容だなというふうに思います。
そしてまた、一度目の答弁にありましたとおり、一万四千三百七十四名分の方が終わっている状況にあるというのが、周りと比べることができるできないは別として、それなりに思ったような成果が出ているんじゃないかなというふうに思うんですけども、この数字に対してはどのような結果だというふうに捉えていますか。
◯議長(衛藤博幸君)健康課長。
◯健康課長(出口昭子さん)再質問にお答えいたします。
数字に関しては、なかなか難しいものと思っております。個別接種も順調にまいりましたのは、六月からワクチンが潤沢に来だしてからのことであります。今後は集団接種でかなりの予約数を受けてまいりますので、七月末の完了に向けて頑張ってまいりたいと思っております。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。
◯一番(河野健治朗君)大変難しい質問にお答えいただきまして、ありがとうございました。
この状況の中で、私、人員が足りていないというふうに捉えることもあるのかなと思っているんですけども、今現在、足りていない状況ではなかったかなと思うんですが、いかがでしょうか。
◯議長(衛藤博幸君)健康課長。
◯健康課長(出口昭子さん)再質問にお答えいたします。
当初、設定していたときにはですね、人員体制が二十一名体制でと考えておりました。実際、接種が始まると、とてもそれでは人員が足りないということで、倍の四十人に増やしております。七月に入りますと土日の四こま、午前、午後四こまになってまいりますので、そこでずっと続けて同じ人がということはできませんので、人数というか人を変えていきながら、そこをやってまいりたいと思いますので、今からまた人の調整をしてまいりたいと思っております。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。
◯一番(河野健治朗君)ありがとうございます。
人員の増員については、ぜひお願いしていきたいというふうに思いますが、もちろんいろんな場面で人員が使われていると思うので、うまくいかないところもあるかもしれませんが、私としては、その現場プラス先ほどの支援サイトのほうもですね、どなたか常駐ができれば一番いいと思うんですけども、手をかけていただける職員の方を配置していただければですね、よりよい情報を提供できるのかなというふうに思っております。
この件につきましては、どちらも多くの議員の皆さん方が質問しているので、私のほうからはこれで締めたいなというふうに思いますが、期待を込めて、そのサイトでできる情報をですね、整理していただいて取り組んでいただくということを強く要望して、この質問を閉じさせていただきたいと思います。
一点目、二点目を終わって三点目に入りたいと思います。
抗原検査の運営なんですけども、今現在では延長を確約できるところまでは行っていないと思いますが、抗原検査そのものの効果については、どのように捉えているんでしょうか。
◯議長(衛藤博幸君)健康課長。
◯健康課長(出口昭子さん)再質問にお答えいたします。
発熱など症状がある方は発熱外来に行っていただくわけなんですけれども、検査センターは無症状の方の中の感染者を発見して、クラスター等を抑えるようにするということが目的であります。
検査センター自体は流れがしっかり今できているところでございまして、陽性者が出ますと巡回の先生が来られて、保健所とPCR検査センターに連絡する。そして、検査センターからは抗原検査で陽性になった方にPCR検査を受けていただくように連絡をする。そして、PCR検査センターでまた陽性になった方は、北部保健所に発生届を出していただく。こういった流れがしっかり今できておりますので、その後のフォロー体制ができているということで、皆さんが安心して受けていただくといいかなと思っております。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。
◯一番(河野健治朗君)開所からですね、ようやく一か月がたとうとしています。私はその間、今までに二回させていただいたんですけれども、もちろん陰性でしたが、これはですね、ようやく浸透しつつあるのかなというふうに思っているんです。
といいますのも、他県の緊急事態宣言、そして大分県の時短要請、こういうのがあってですね、なかなか外出をするという方も少なくなっている状況の中で、わざわざその抗原検査に行かなければならないというような使命感を持った人がいなかったのではないかなと思っているんです。
ですが、最近になるとですね、私のほうもそうなんですけども、他県から来訪される方、他県から帰省をする方が周りにいまして、それで帰ってきて、柳ヶ浦駅からそのままセンターに連れていって、検査をして、それを車で待つというようなことをさせていただきました。これについてはですね、みんなびっくりをします。びっくりして、こんなすばらしいことを宇佐市はしているんだということを言っていただく機会が多くありました。
ですので、こういった浸透しつつあるものをですね、継続することは大切なことではないかなと思っているんです。検査センターの延長がかなわないようなことがあった場合でもですね、実際に宇佐市にはそういう製造元があるわけですから、それを活用してですね、何かしらの方策を取りながら、配布ないし新たな施設の運営、小さくてもですね、そういったことは検討できないかなと思っていますが、そういった話は出ているんでしょうか。
◯議長(衛藤博幸君)健康課長。
◯健康課長(出口昭子さん)お答えいたします。
そういったところも関係機関と協議しながら前向きに検討したいと思っております。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。
◯一番(河野健治朗君)それではですね、以前、この検査キットのことなんですけども、高齢者施設等に配布をして使用していただいた部分があったと思うんですが、それについてはその結果というか、今現在の使用報告というのはあるんでしょうか。
◯議長(衛藤博幸君)健康課長。
◯健康課長(出口昭子さん)再質問にお答えいたします。
高齢者施設に配布いたしましたのは、施設に医療従事者の方がいらっしゃる、医師、看護師の方がいらっしゃるということで、医師の管理下の下、検査をしていただくということで行っておりました。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。
◯一番(河野健治朗君)では、まだ使用したとかいう報告はないということでいいんでしょうか。
◯議長(衛藤博幸君)健康課長。
◯健康課長(出口昭子さん)再質問にお答えいたします。
何件か使用をされているようであります。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。
◯一番(河野健治朗君)ありがとうございます。使用しているかどうかということもですね、私そういったこともお知らせいただければなというふうに思っています。というのが、やっぱりこの検査キットそのものに対して、まだ不信感が多いというふうに聞いています。
理由としては、あらゆる報道の中でプラスの方向での報道はたくさんあるんですけども、その中にある何ですかね、検査の確率が低いとか、正しい検査できなければ陽性とか陰性を信じれないとか怪しいというような情報が出ているということも事実だと思っています。
しかし、聞くところによりますと、大分の検査センターにおいても宇佐の検査センターにおいても抗原検査キットで陽性だった場合は、一〇〇%陽性の確認が取れている、PCRでですね。ということで聞いていますので、全くそういった情報は違うのかなというふうにも思っています。
ですから、取り組んでいる行政がこれは安全なものでかつ信頼できるもので、こういう実績があるということはですね、ぜひお知らせをいただきたいなと思います。そして、市内の皆さん方が進んでそれを他県から来た人や出張の方に勧められるような環境づくりも必要かなというふうに思っております。そうしたことを通じることによってですね、やっぱり我々が思うところではですね、そういったことに率先して取り組んでいるという姿勢は、絶対に誇らしいものだと思うんです。
なので、そういったことについてはですね、今後も前向きに捉えていただいて、なるべくならば、せっかくつくったセンターですから、延長ができればなというふうに思っております。
この抗原検査センターについてはこの質問で終わりたいと思いますが、国が最大八百万回分の配布をするということを言っていましたが、それについては何か市への動きというのはあったんでしょうか。
◯議長(衛藤博幸君)健康課長。
◯健康課長(出口昭子さん)再質問にお答えいたします。
私ども衛生部局にはそういった話は来ておりませんが、介護福祉部門とか県の段階でそういった話が来ていることと思っております。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。
◯一番(河野健治朗君)ぜひそういった国の動向にも注視して取り組んでいただければなというふうに思います。
以上でこの件についての質問を閉じたいと思います。
次に参ります。
放課後児童クラブの運営についての再質問ですが、こちらもですね、うさここのホームページの活用をぜひお願いしたいなというふうに思っているところです。
ホームページの充実の内容にはですね、やはりどなたも同じような情報を取れるようにしていくことがベストだと思っていますが、それについて今後の取組であったり、課題を感じているかどうかお聞きしたいと思います。
◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。
◯子育て支援課長(西田洋子さん)子育て支援課長の西田と申します。河野議員の再質問にお答えいたします。
宇佐市のうさここホームページについて私も確認いたしましたが、ホームページはなるべく文字を少なくして様々な方々に見やすい画面となるように作成しております。
しかし、議員御指摘のとおり改善点もあるかと思っております。今後ですね、ホームページの改修も予定しておりますので、よりよいホームページについて協議してまいりたいと思っております。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。
◯一番(河野健治朗君)ありがとうございます。大変期待をしたいと思います。
それでは、このうさここの活用についてですね、私なりの意見というか思いがありますので少しお伝えをさせていただきますと、皆さん御承知のとおりですね、やはり放課後児童クラブや保育所を活用したいと思っている家庭、保護者は、女性も一緒に働いている、フルタイムで働いている家庭が多いというふうに思っています。
よくある一年生、小一の壁とかですね、小四の壁というのがよく言葉として耳に入ってくるんですけども、それはこの地方でもかかわらずあると思っています。そんな中で、そういうフルタイムで働く女性がどういった場面で情報収集できるかというと、今ではやっぱりスマホであったり、ホームページであったりという確認がまず行われているんです。そして、なおかつですね、勤務中になかなか電話ができないという方は、この開所施設が運営時間内に電話をして問合せをするということも、なかなか難しい状況にあるというのが現状です。
こういった中で、今ホームページを見ますとどの施設も同じような情報で、小一から小六の受入れが可能、定員が何人、住所と電話番号ここというような状況になっているので、どこも六年生まで受入れできるんだろうと、要は四年生でも三年生まででもいいんだろうなというようなことで認識をしてしまっているというような現状があるんです。
なので、そういった改善をしていただきたいなというふうに思っているんですが、先ほど答弁にありましたように、六年生まではもちろん九クラブが六年生までの在籍がないということでありますけれども、この六年生まで在籍がないクラブの実態というのは、どちらかというと人数が多いということですか。それとも、施設が小さくて必要がなかったということでしょうか。分かる範囲で構いません。
◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。
◯子育て支援課長(西田洋子さん)河野議員さんの再質問にお答えいたします。
現在ですね、宇佐市の児童クラブは、小学生のですね、約四割のですね、定員を備えております。その中でですね、小学生の六年生までの利用がないというところが九クラブあるんですが、そのクラブにつきましては、やっかん、四日市、なかよしなどの第二クラブまで設置しているところでございまして、やはり利用の多いクラブというふうに考えております。
その中でですね、一年生から六年生までの利用者を見てみますと、満遍なくですね、利用しているという実態もございます。なので、それぞれですね、六年生までの利用のないニーズというのもあるのではないかというふうに考えております。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。
◯一番(河野健治朗君)では、そういった環境の中で施設を増やすということは、もうこれは難しいことなんでしょうか。
◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。
◯子育て支援課長(西田洋子さん)再質問にお答えいたします。
今現在ですね、利用につきましては、児童クラブに直接ですね、利用の申込みをしていただいております。また、その場合ですね、利用の定員がですね、満たされているような状況のクラブも少しございまして、そういった場合はですね、市のほうにも御相談いただいてて、市のほうも一緒になってですね、利用ですね、入所に向けて取り組んでいるというところでございます。そういった件数もですね、かなり年間あるんですけども、皆さんですね、入所に結びついているという状況でございます。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。
◯一番(河野健治朗君)私もそのように聞いております。行政への問合せに対しては真摯に受け止めていただいて、正確な答えが返ってきているというふうに聞いております。
ただですね、やっぱり情報が正しく伝わらないんでしょう。各施設からの話は少しやっぱり違っていたりもするのも現状なんです。なので、統一の情報を流すことが目的ならば、やっぱりホームページを活用するということも必要だと思いますし、こども園や保育所のようにですね、次年度の就学児を抱えている施設に対してですね、保護者にインフォメーションをかけていく、お知らせをしていくということは、またそれも必要なことかなというふうに思っております。
なぜこんなことを言うかというとですね、やっぱりお母さん方困ってる方多いんですよね。預ける先が一年生までしか見てくれない。二年生までしかいられない。三年生からはどこに行かせようというようなことをですね、よく聞いております。解消をすぐできるわけではないと思いますけども、やっぱり解消していこうとするその姿勢は、どなたも待っているのかなというふうに思っております。
そこで、そんな中で一番そのお声が大きく聞こえるのが長期休暇の対応なんですけども、夏休み、春休みだけでもいいので預かっていただきたいなというふうに考えている保護者が多くいるようです。それについて突発的ではございますけども、長期休暇専用の預入れの窓口、施設、あれば教えていただきたいと思います。
◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。
◯子育て支援課長(西田洋子さん)再質問にお答えいたします。
長期休暇専用の児童クラブというものは、今のところ、それのみというのは存在してないんですが、宇佐市内の二十五か所の児童クラブ全部ですね、長期休暇に対応しております。今現在ですね、一校区一運営委員会で運営していただいておりまして、地域のですね、児童のことをよく分かっていらっしゃる運営委員の方々の御協力いただいてですね、そういったものに対応している状況でございます。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。
◯一番(河野健治朗君)それはありがたいなというふうに思いますが、実際に中津市の例を見てみますと、市のほうで運営をされている施設が運営しているんですよね、夏休み、そして春休みに。受入れは夏休みだけか。中津総合庁舎の附属棟と大幡小学校において、一年生から三年生までの方を七月二十一日から八月二十三日まで、日額制で受入れをするということがホームページでうたわれております。
これ全く同じことをしてほしいということではないんですが、やっぱり市がどこかで助け船を出さなければならない状況にあることも考えられるのかなというふうに思いますので、ぜひですね、できることならば前向きに検討していただければありがたいなというふうに思います。これは返答は要りません。
それでは、児童クラブの運営については、ここで締めさせていただいて、支援員のほうに移りたいと思います。
支援員の確保については、もう随分前から課題になっているというふうに聞いておりますし、今回の答弁にあるように、いろんな場面でフォローアップをしようという動きがあることも十分承知をしております。
そこで、この支援員募集について、どのようにインフォメーションしているのかなというふうなことが、ちょっと検討いただければなということも含めてなんですけども、先ほどありましたようにハローワークに求人を出しているという情報、そしてホームページで流していこうかなというふうな情報、それ以外ですね、何か効果的な方法を市が行っている。または、クラブが行っていることがほかにあれば教えていただきたいなと思います。
◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。
◯子育て支援課長(西田洋子さん)再質問にお答えいたします。
先ほども回答させていただいたですね、保育おおいたにつきましては、市にですね、二十五児童クラブがあるんですが、そちらがですね、連絡協議会というものを結成しております。県内でもですね、市内全部のですね、児童クラブが入っているという連絡協議会は宇佐市のみとなっております。それでですね、連絡協議会のほうにですね、こういった情報のほうをお伝えして、各児童クラブのほうに利用のほうですね、お願いしているところでございます。
またですね、連絡協議会の中でですね、毎月、支援員の確保ということで問題を出し合ったりですね、研修を行っていただいております。その中でですね、週一、二回の支援員参加ですね、二か所で働きたいと、まだ働けるということでダブルワーク等ですね、行いたいという意見もございまして、各児童クラブがその希望をですね、取り入れていくというようなこともしております。今現在ですね、派遣制度のですね、構築も進めているというふうにお伺いしております。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。
◯一番(河野健治朗君)大変期待の持てる返答だったなというふうに思います。放課後児童クラブ連絡協議会の中でつくっている制度、これはですね、もう本当に期待をしているクラブが多いというふうに聞いておりますので、ぜひそちらの団体ともですね、連携を取っていただきたいなというふうに思います。
ホームページの活用を中心に質問をしてきましたけれども、実際にですね、やはり情報が不足していることが全てにおいて原因になっているのではないかなと思っているんです。
支援員の募集については、私が関わっていた頃ですからもう十年ぐらい前になるんですけども、その頃やっかん児童クラブでいえばですね、支援員さんが一人もいなくなるかもしれないというような危機的状況にあったことを覚えています。そうしたときに、ハローワークの情報だけではですね、なかなか集まらないし、要は業務内容を聞いてもですね、その場で働くのを辞められる方もいたりもしていました。
私、この職については、やっぱりフルタイムで働くことができるような環境づくりであったりとか、働く方がキャリアアップしていくというような、ちょっと目標を高く設定できるようなことも今後は必要になってくるのかなというふうに思いますので、支援員という仕事が魅力のある仕事なんだというようなことをですね、どこかのタイミングでお知らせできるようにしていただきたいなというふうに思っています。
それは各クラブがやればいいということではなくて、やっぱり市全体で盛り上げることが必要だと思うんです。そういったことをぜひ期待したいなというふうに思っております。これはもう意見ですので、返答は結構でございます。
それでは、放課後児童クラブについての質問は以上で締めさせていただきたいと思います。
最後に、サテライトオフィスでございますけども、これは以前質問させていただきまして、早速このような予算がついてですね、サテライトオフィスの構築に向けた動きがいよいよ宇佐市でも行われていくという大きな期待を持っております。
しかしながら、まだ問合せがない状況ということで、先日ホームページに掲載されている内容を拝見いたしました。私もう少しボリュームをつけるべきかなというふうにも思います。これは全く同じ資料を各地に配布しているんでしょうか。まずはお聞かせください。
◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。
◯商工振興課長(末宗勇治君)商工振興課長の末宗でございます。河野議員の再質問にお答えをいたします。
チラシについてはですね、一種類つくっております。それをですね、東京事務所、大阪事務所、福岡事務所のほうに備え置いていただいて、配布していただくというような形で依頼をしているというような状況でございます。
以上でございます。
◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。
◯一番(河野健治朗君)そういうことなら、またそれの成果が出ればいいなというふうに思います。
御存じだと思います。竹田市において市内初のコワーキングスペースがオープンしたということが新聞に載っておりました。これについて何か情報を持っているんであれば教えていただきたいと思います。
◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。
◯商工振興課長(末宗勇治君)竹田市がですね、今回、自社ビルの二階部分を改修をしてテレワークに対応できるような形の整備をしたというのは、もう情報として入っております。時間的な部分の設定でありますとか、それに応じた金額、時間単位での金額を設定したりとかですね、柔軟に対応できるような形での整備をしているというようなところで、今、募集をかけているというふうなお話は聞いているところでございます。
しかしながらですね、なかなかマッチングがうまくいかないというのは全国的な傾向だというふうに思います。元年の情報でちょっと古いんですけど、全国で自治体が誘致に絡んだ形でのサテライトオフィスが八百二十ほどあったんですけど、そのうちですね、百六十八の施設がもう撤退をしたというところでですね、来てもらうのはいいんですけど、定着をどのようにつなげていくかというところが課題だというふうに思っております。
以上でございます。
◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。
◯一番(河野健治朗君)まさにおっしゃるとおりですね。撤退をすることが前提になってきているという危機感もあるそうです。そんな中でですね、やっぱりやろうとするこの行動をいかにインフォメーションしていくかということはそれとはまた別の視点としては必要なことであると思います。
竹田市の例はコワーキングスペースでしたが、豊後高田市は民間の建屋を使ったサテライトオフィスを計画してホームページで発表しているようですが、そちらのほうの調査はされますでしょうか。
◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。
◯商工振興課長(末宗勇治君)高田市さんにつきましても昭和の町のですね、中に今回も補正予算が出ているみたいですけども、そういった形で整備をして、広くですね、貸出しの募集を行っていくというふうな話は聞いております。
以上でございます。
◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。
◯一番(河野健治朗君)そうですね。「昭和の町」というキーワードがやっぱり出てくるのが豊後高田の特徴かなというふうに思っております。
以前の質問でも申し上げましたとおり、新しいことに挑戦していく、新しいこと等に活路を見いだしていこうとする努力はですね、皆さんが注目している部分だと思うんです。
先ほども言いましたとおり、いち早くその質問に対しての答えを出していただいて、県内で初めて創設したというこの事業のよさはですね、やっぱり誰かが宇佐市に来るきっかけをつくってくれているということだと思うんです。企業はたくさんあるわけです。今回のことでいいますと、サテライトオフィスに興味を持っているのは決して関東圏だけではなくて、福岡といった近くにある都会では、そういったことにアンテナがすごく高くなっています。
逆に、地方から福岡に向く目ももちろんあるんですけども、そういったところに情報が眠っているのではないかなというふうにも思います。これは博多だけではなくて、北九州はやっぱり本州とのつなぎ目ということもあって、ものすごく興味を持っているようです。
ただ、どういった企業がここに来るとか、どういったところから活動、行動に起こすとかいうのは分かりませんが、サテライトオフィスの推進事業の中でこれから求めていきたいのは、やっぱりお試しサテライトオフィスだと思っているんです。今回のこの計画の後に、いずれどこかの場所を一時的に貸すとかですね、一時的に体験をしていただくというような意見の交換というのはあったでしょうか。
◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。
◯商工振興課長(末宗勇治君)宇佐市においてですね、まずは来ていただける企業ももちろんそうなんですが、受皿としてのですね、整備も必要ということで、悲しいかな、行政財産、普通財産、市の公共財産でそういった跡地利用ができるような施設がないというのが現状の中で、やはり民間の活力を活用せざるを得ないということでですね、市内の不動産業の方にですね、こういった事業をしますので適するような物件がないかというような形でお願いはしているような状況ですが、悲しいかな、この受皿の部分についてもですね、現状見当たらないというような状況でございます。
今回のサテライトオフィスの推進事業につきましては、来ていただく方を対象としてということで、まずはそういった企業さんなりがですね、どういったニーズがあるのか、ニーズの調査から始めさせていただきたいということで、後々は当然のことながら、実際にサテライトオフィスとしてですね、市内の施設で活用していただくというのが目的ではございますが、まずはそのニーズ調査から始めていきたいなというふうに考えております。
以上でございます。
◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。
◯一番(河野健治朗君)ぜひお願いしたいと思います。期待を込めて、やっぱりですね、新しいことに挑戦するということに対して、やっぱりいろんな評価は必ずあります。賛否があって当たり前だと思いますが、ぜひ推進していただいて、これから先ロボット産業であったりドローン産業であったり、また、大分空港の宇宙港としてのメリットであったりと、いろんな可能性を秘めている。そしてまた、いろんな可能性に対して対応できる市であっていただきたいなというふうに思いますので、ぜひ推進をよろしくお願いいたします。
時間余りましたけども、以上で一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
◯議長(衛藤博幸君)以上で、河野健治朗君の一般質問を終結いたします。
ただいま一般質問の途中でありますが、ここで暫時休憩いたします。
なお、再開は十一時ちょうどといたします。暫時休憩いたします。
休憩 午前十時四十七分
───────────────
再開 午前十一時〇〇分
◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続行します。
七番 和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)皆さん、おはようございます。議席番号七番 求道会の和気伸哉です。
五月から高齢者の皆様方のワクチン接種が始まり、先日、市民の方から集団接種に行ってきたよと連絡をいただきました。そのときこのように感じたそうです。日々業務をこなしながら、通常では休みのはずなのに私たちのために休日を返上してワクチン接種業務に奮闘している姿を見ると、感謝の念に堪えないと、議会で何かできることはないのか、このようにおっしゃっておりました。この状況を当たり前と思わず、私たちでできることを議論できる議会でありたいと、この話を伺い感じた次第でございます。ワクチン接種業務に携わる全ての皆様に敬意と感謝を申し上げ、一般質問を行います。
一項目め、新型コロナウイルスワクチン接種状況についての一点目、現在、高齢者を対象にワクチン接種が行われていますが、個別接種、集団接種の現状と課題は。
二点目、一般の方の個別接種、集団接種ともに七月から開始する予定となっているが、今のところ変更はないのか。
二項目め、市内在住者の新築住宅支援についての一点目、うさ暮らし定住支援補助金として、県外や市外の移住者に対して、本市は手厚い補助額を準備しているが、市内に在住する方への定住支援は見当たらない。攻めの施策は理解できるが、守りの施策に緩みがないか。
二点目、以前は宇佐産材を利用した木造住宅の新築、増改築の補助や合併処理浄化槽の設置に対しても補助額があったが、現在は廃止となっている。本市に新築してもらえる支援策を考えなければならないのではないか。
三項目め、警告シールを貼られた家庭ごみについて。収集日の朝八時三十分まで出していない。収集日以外に出す。ごみの分別ができていないなどのルールが守られていないごみは収集ができず、警告シールが貼られ、出した方が責任を持って処理しなければならないが、ごみを出した方が分からない場合、そのごみはどのように処理されているのか。
四項目め、死亡後の手続について。
以前より取り上げてきた質問項目で、新年度からお悔やみ窓口を開設できればとの回答もあったのだが、いまだに開設できていない理由と課題は。
五項目め、是永市長四期目の市政について。
是永市長の四期目のかじ取りが始まったが、宇佐市で四期市長になった方はいない。是永市長にとって四期目とはどのような施策を考えているのか。
以上、五項目にわたり質問させていただきます。明瞭簡潔な答弁をお願いいたします。
◯議長(衛藤博幸君)それでは、和気伸哉議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。
まず、宇佐市長 是永修治君。
◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。七番 和気議員の一般質問にお答えをいたします。
五項目め、四期目の市政についてどのような市政を考えているのかについてでありますが、旧宇佐市の四町合併以降、初めて四期目の市政を担うこととなりました。改めましてその職責の重さを痛感いたしますとともに、身の引き締まる思いであります。
これまで三期十二年間、「定住満足度日本一、交流満足度日本一のまち」を目指し、各種施策を展開してまいりました。新たな地域の担い手であるまちづくり協議会が次々と立ち上がり、特色を生かしたまちづくりを進めると同時に公共施設や社会資本の整備にも計画的に取り組みました。
また、防災行政無線のデジタル化をはじめとした防災・減災対策や子育て支援の充実、
新型コロナウイルス感染症対策についても迅速な対応に努めてきたところであります。
四期目に当たり、まず喫緊の課題として新型コロナウイルス感染対策と経済の両立を図り、市民の生命と生活を守ることを最優先してまいります。
また、近年、激甚化が続く大規模自然災害対策やその根源的な要因となる地球温暖化対策、少子高齢化による人口減少に歯止めをかけるための子育て支援対策の拡充など、第二次宇佐市総合計画や第二期宇佐市まち・ひと・しごと創生総合戦略を基本に、公約に掲げた各種施策を積極的に展開していくことでピンチをチャンスに変え、全力で市民の夢と希望をつくっていきたいと考えております。
四年後の具体的な目標といたしましては、社会増減がプラスに転じていること、ふるさと納税が十億円を突破していること、住みたい田舎ベストランキングで首位を奪還していることなどであります。
今後とも健全財政の枠組みを維持しながら、きめ細やかな市政運営に努め、四期目も是永市政でよかったと思われるよう全身全霊全力を尽くしてまいる所存であります。
以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。
◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの新型コロナウイルスワクチン接種状況についてを、福祉保健部長 岡部輝明君。
◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(岡部輝明君)福祉保健部長の岡部でございます。七番 和気議員の一般質問にお答えをいたします。
一項目め、新型コロナウイルスワクチン接種状況についての一点目、個別接種、集団接種の現状と課題はについてですが、個別接種の現状については、新型コロナワクチンの接種を行う医療機関は市内に三十一施設あり、七月末の高齢者のワクチン接種完了に向けて予約数をさらに拡大していただく方向で調整をしております。
課題については、通常の診療をしながらワクチン接種をするため、業務が過重になっていることと聞いております。
また、集団接種については、国が示している新型インフルエンザワクチン接種の際の人員体制を参考にして今回の新型コロナワクチンの接種体制の整備をしましたが、高齢者から始まったこともあり、予定の倍の人数が必要なことがシミュレーションで確認できたことから、集団接種当日は職員数を倍にすることで体制を整えたところです。広い会場での接種が今後もしばらく続きますので、この体制で円滑にワクチン接種が進むよう人員体制も整えてまいります。
二点目、一般の方の個別接種、集団接種ともに七月から開始する予定となっているが、今のところ変更はないのかについてですが、六月中旬以降に六十歳から六十四歳の方から段階的に接種券を発送することとし、七月頃より順次接種を開始する予定であり、個別の医療機関、集団接種ともに一般の方の七月頃からの接種は可能と見込んでおります。
以上で答弁を終わります。
◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの市内在住者の新築住宅支援についてと、四項目めの死亡後の手続についてを、総務部長 祥雲弘一君。
◯総務部長(祥雲弘一君)総務部長の祥雲でございます。七番 和気議員の一般質問にお答えいたします。
二項目め、市内在住者の新築住宅支援についての一点目、うさ暮らし定住支援補助金として、市内在住者への定住支援は見当たらない。攻めの施策は理解できるが、守りの施策に緩みがないかと、二点目、本市に新築してもらえる支援策はについては、関連がありますので一括してお答えをいたします。
うさ暮らし定住支援事業の住宅取得支援事業では、本市への移住・定住の促進を図ることを目的として、県外や市外からの移住者を対象に住宅の新築や購入の費用の一部を支援しております。令和二年度における制度利用者は、新築九件、空き家を含む中古住宅購入五件の計十四件で、四十一人の方が移住されており、施策効果が現れていると考えます。
現在、市内在住者に対する住宅取得等の支援としては、空き家バンク制度、子育て世帯や高齢者世帯のリフォーム支援制度などがあります。議員御指摘の市内在住者の新築に対する直接的な支援制度はありませんが、市外転出を抑制する施策として一定の効果は期待できるものと考えます。今後も引き続き関係課と連携を図りながら、現行の支援制度の施策の目的や効果、他市の状況なども含め調査研究を進めてまいります。
次に、四項目め、死亡後の手続について、お悔やみ窓口を開設できない理由と課題はについてですが、本市における死亡手続の専用窓口、いわゆる「おくやみコーナー」につきましては、可能な限り早い段階での設置に向けて努めてまいりましたが、折からの新型コロナウイルス感染症の影響により、目途としておりました令和三年度当初からの開設には至りませんでした。
このたび、本市に適した効率的なシステム構築及び関係部署の連携調整等がおおむね整いましたので、六月一日から本庁舎一階、市民課北側の窓口にて試験的運用を開始したところでございます。今後、利用者の声を伺いながらシステムの動きや関係部署との連携を確認し、本格運用へ移行してまいりたいと考えています。
以上で答弁を終わります。
◯議長(衛藤博幸君)最後に、三項目めの警告シールを貼られた家庭ごみについてを、市民生活部長 加来 定君。
◯市民生活部長兼市民課長(加来 定君)皆さん、おはようございます。市民生活部長の加来でございます。七番 和気議員の一般質問にお答えします。
三項目め、警告シールを貼られた家庭ごみについて、ごみを出した方が分からない場合、そのごみはどのように処理されているのかについてですが、市では「ごみ出し実施要綱」を制定しており、ごみ集積所は使用する住民が常に清潔に保つようお願いしています。
議員御指摘のように、ごみ出しルールが守られていないごみは、出した方が責任をもって分別し、出し直すように警告シールが貼られ、出した方が分からないものについては分別できるまでそのままの状態となっていることがあり、対応に苦慮しています。
地域によっては、ごみ集積所ごとに利用者で当番を決め対応している自治区や、アパート等については管理業者が分別し、出し直すところもあるとお聞きしていますが、長期間放置され収集業務に支障がある場合は、市が回収することもあります。
今後もごみ出しマナーについて自治会連合会など関係団体等と協力しながら、市報、ホームページ等で周知徹底していきたいと考えています。
なお、外国人住民の中にはごみ出しのルールが分からない方がいると認識していますので、令和元年に中国語・
ベトナム語のごみ分別の説明チラシを関係団体等に配布しています。また、今年度よりホームページ、SNSのLINEでAIチャットボットが利用できるようになり、簡単な分別方法の問合せについては二十四時間六言語で対応しています。
以上で答弁を終わります。
◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。
七番、和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)それでは、順次再質問をさせていただきます。
まず、一項目め、新型コロナウイルスワクチン接種状況について再質問いたします。
多くの議員の皆様が今議会で一般質問においてワクチン接種関連質問を通告され、答弁を聞きながら少しずつ把握してきているところでございます。何点か確認をさせてください。
まず、高齢者から優先接種が始まり、医療従事者をはじめ、消防関係、また、高齢者施設に勤務されている皆様、小中学校の教職員の皆様が追加されましたが、そんな中、浮かび上がってきた問題点等はございましたでしょうか。
◯議長(衛藤博幸君)答弁を、健康課長。
◯健康課長(出口昭子さん)健康課長の出口でございます。再質問にお答えいたします。
医療従事者や高齢者施設の入所者、そして従事者からワクチン接種が始まっておりますけれども、集団接種に関しては先ほど答弁の中にもありました人員体制とか、そういったところが問題点となっております。
それと、接種会場、長期間占有できるような接種会場が今ございませんで、そのたびに設営をして撤去して、設営をして撤去してということをちょっと繰り返しておりますので、かなりそこにまた人員も割かれるような形となっております。そういった安定してずっと使えるようなところがあればいいのですけれども、どこもそういったところがなく、スポーツクラブなど予約が入っているような状況ですので、また今後どうするかというのはちょっと検討していきたいと思っております。
そして個別接種については、やっぱり各医療機関が通常の診療と重なっておりますので、業務が過重になっているということを聞いております。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)本当に毎日ですね、個別接種の医療従事者の皆様、そして土曜日の集団接種に関わる関係者の皆様には、本当に頭が下がる思いでいっぱいでございます。
そんな中ですね、中津市では集団接種センターで市独自の方法で混乱を避け、初めての方も安心して接種できるとお聞きいたしました。宇佐市では現状と課題を踏まえて、市独自の方針などを検討されていらっしゃいますでしょうか。
◯議長(衛藤博幸君)健康課長。
◯健康課長(出口昭子さん)再質問にお答えいたします。
今言われた中津市の集団接種の状況でありますけれども、そのやり方とは宇佐市ではちょっと違っておりまして、四つのブースに看護師さんと先生が来られて接種をしているような状況です。
集団接種で人数が最高三百六十人で現在やっておりますけれども、そういったときにはボランティアの先生が来てくださって、手伝ってくださったりすることで、かなりスピードアップができたようでございます。
そして、独自策でございますけれども、高齢者施設の入所者、従事者を六月中旬には完了すると思いますので、その後、障害福祉施設の入所者、従事者を接種するような形になります。その後、高齢者施設や障害福祉施設の通所型、デイサービスとかそういった居宅サービス等の方々に接種券を送りたいと思っております。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)ありがとうございます。
中津市と宇佐市の大きな違いはブースがあるかないかというところが大きな違いだと思っております。
中津市の場合は、医療従事者の方が待っているところまで来てですね、打っていっているというような状況で、一回の集団接種のパイの大きさが違うのではないかなというふうに感じているところです。それによって、中津市は珍しくの接種率とか出てるんですね。宇佐市はなかなか細かくまでは出せないところがあると思うんですけれども、中津市の場合は結構出ている。宇佐市よりもポイントが高かったなというのは感じたところでございます。
そんな中、ワクチンの在庫数、そして空きのない予約状況、そして無駄のない人員配置、現場の感染症予防、防止対策等、緊張感を持ちながらですね、対応いただいている担当課も、先日は県の独自施策として高校三年生も追加されたと報道でお伺いしました。国や県の新たな対策に混乱されているのではないかなとも思っております。高齢者以外のワクチン接種が今月から優先接種の方より始まってまいります。宇佐市として、いつ頃までに全てのワクチン接種を終える予定を想定していらっしゃいますでしょうか。
◯議長(衛藤博幸君)健康課長。
◯健康課長(出口昭子さん)再質問にお答えいたします。
少しでも早く多くの方に接種をしてしまえるように、ちょっと努力をしていきたいと思っておりますけれども、国が示す十一月ぐらいまでには接種を終えたいと思っております。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)十一月ぐらいまでに全ての市民の皆様にワクチンが行き届く予定ということをお伺いいたしました。
最後に、現役世代や若い方には、住民票が宇佐市にない方もいらっしゃいます。そのような場合はどのような接種方法があるか教えてください。
◯議長(衛藤博幸君)健康課長。
◯健康課長(出口昭子さん)再質問にお答えいたします。
学生さんとか、そういった住民票が宇佐市にあって住所地と違う方がいらっしゃいます。そういった方は、住所地外接種という方法で届出を出していただければできるようになっております。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)本当繰り返しになるんですけれども、ワクチン接種に関わる全ての皆様に対して敬意と感謝を申し上げて、次の質問に移りたいと思います。
◯議長(衛藤博幸君)是永市長。
◯市長(是永修治君)和気議員の再質問にお答えいたします。
先ほどのですね、健康課長の答弁にちょっと補足をしたいというふうに思います。
先ほど健康課長が十一月で全ての接種を終えたいというようなお話をしておりましたけども、これには前提条件があります。ワクチンの供給がちゃんと予定どおり来るという前提の下でいけばなるということであります。
先週、私が答弁したときに、宇佐市の接種状況が一万七百十一と言いました。今日の答弁ではですね、一週間後ですけども、一万四千三百七十四。この間、一週間で三千六百六十三増えているんです。これを単純に七で割りますと五百二十ぐらいになります。今やっと一日五百人ペースまで上がってきた。五月は三百人ペースです。というのは、ワクチンの供給がきちんと来だした。そして体制が整ったということなんです。
ところが、今度第三グループに入っていきますと、今の第三グループというのはですね、説明しますと、第一グループが医療従事者からまず始めましょうと。第二グループが高齢者等。「高齢者等」というのは、高齢者プラス介護施設の従事者等が入っているから、「高齢者等」。これが第二グループなんですよね。第二グループが一番人数が多いわけです。次の第三グループというのが、基礎疾患を有する方、障害者施設の人と従事者、小中学校の教員、六十から六十四歳、加えて今、高校三年生。でもこれは第二グループに比べたら、対象人員が半分ぐらいになる。ということで、国はワクチンの供給を半分にするって言っているわけです。そうなると、今せっかく五百人ペースでいっているのに、また二百五十人ペースぐらいに落ちてしまうということになるとですね、とても十一月、終わりません。
だから、私、国には言っているんですけどね、今せっかくこれだけ増えたワクチン供給量、今のペースでずっと供給しないと、総理大臣が言うような十一月中なんかもうそれは難しいんです。というのは、五百人ペースが今マックスです。五百人で、例えば一か月で一万五千回。そうすると、今、一万五千回ずつとして、うちが今、対象者が約四万八千いますから、九万六千回打たなきゃいけないんです。そうすると、あとですね、例えば五か月やって、七万五千。つまり、一日五百回を三十日で一万五千を五か月やったとして七万五千。今、約一万五千、これで九万回。それで十一月。だから、五百人のペースがずっと来ないと、これはとてもやないけど十一月で終わりません。二百五十に落ちると、来年三月になったって終わらないんです。
だから、私はここはですね、国がしっかりとそういう十一月に全部終えたいんであれば、それだけの供給をきちっと出して、それだけの体制整えているところにきちっと手当をする。こういうことが前提条件として、あって初めて成り立つことだというふうに思います。そこはちょっと補足をしておきます。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)市長、詳しい説明ありがとうございました。
先日、大分県知事のほうもですね、国に対して、急げ急げと言う割にはワクチンの供給が落ちるんじゃないかと。そこを何とかしなければいけないというようなコメントを残されておりまして、市長の答弁のとおりだと私も把握しているところでございます。
それでは、二項目めの再質問に移りたいと思います。
先週ですね、同僚の川谷議員が詳しく質問していただいて、私聞くこともないのかなというふうに思っておりました。ですが、川谷議員のですね、提言に全面的に賛同した上で、補足の提言を一つだけさせていただきたいと思っております。
その前に一つだけ確認をさせていただきます。
宇佐市は移り住んでもらえる方への感謝の施策、他市に比べてもとても思いが強く、移住を考えている方へは大変魅力的なものだと感じているところです。
その反面、このまま住み続けようと考えている方への感謝の施策は見当たらず少し寂しい思いもしております。人口減少社会の中、移住支援は大事な施策の一つだともちろん理解しています。宇佐市をコップで例えた場合、お水が人だとすると、コップには水が順調に注がれてきておりますが、なかなか水はたまらない状況です。市内在住者へ向けた定住支援という穴が空いているとも考えられます。今まで宇佐市から他市へ移住された人の数というものは把握できていますでしょうか。
◯議長(衛藤博幸君)まちづくり推進課長。
◯まちづくり推進課長(尾方勇司君)まちづくり推進課長の尾方でございます。再質問にお答えいたします。
市外に転出した方の人数という社会増減等でございますが、移住を理由にしている人数というものは把握はしておりませんが、県が公表した人口推計、毎年十月にするんですが、これによりますと、二〇一九年十月から二〇二〇年九月までの転出数が宇佐市の場合は千七百十九人。そして、県外に約八百四十人、そして県内、市外ですが、八百八十人の転出と、そういうような状況になっているということでございます。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)この数字はなかなか把握することは困難だと思っておりますけれども、他市へ人口が動いていると厳しく捉えていただき、川谷議員の提言の補足提言をいたしたいと思います。
市内在住者の定住支援策として、子育て世代の新築住宅補助金に十万円、市内業者に発注した場合はさらに十万円、加えて、小規模集落での新築の場合は、さらに十万円の補助を提案いたします。今後、庁内協議をかけていただきたいとお願いしたいと思います。これは答弁結構です。
市役所の中でも、自主財源確保のため獅子奮迅のごとく猛進しているまちづくり推進課ですので、ふるさと納税の躍進とともに財源の有効活用に期待して次の項目に移りたいと思います。
三項目めの警告シールを貼られた家庭ごみについて再質問いたします。
まず、基本的なところでお伺いしたいのですが、管理責任者は自治会ということでよろしいでしょうか。
◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。
◯生活環境課長(河合長彦君)和気議員の再質問にお答えいたします。
管理者ということでよろしいですかね。すいません、確認ですけど。管理者は、一応集積はですね、集積所の管理者は、要項にもされておりますが、自治区もしくは設置したアパート等の管理団体というふうになっております。また、収集のほうは市のほうでやるというふうにしております。
以上でございます。
◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)それでは、警告シールを貼られている方はどなたなのでしょうか。
◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。
◯生活環境課長(河合長彦君)収集の業者でございます。
以上でございます。
◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)それでは、警告シールを貼りましたという報告が業者のほうから市のほうに入っていますか。それとも自治区のほうに入っていますでしょうか。
◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。
◯生活環境課長(河合長彦君)その都度は入っておりませんが、また苦情等あったときには収集業者のほうに確認して、どのような状況かというのは随時確認しております。
以上でございます。
◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)ということは、苦情が入るまでは警告シールが貼られたままそこに放置されているような状況だと考えてよろしいですか。
◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。
◯生活環境課長(河合長彦君)そのように考えております。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)そうしますとですね、やはり悪臭が漂ったり、カラスや動物等の被害というか、ごみが荒らされたりするような状況になるのではないかなというふうに考えるわけですけれども、そのような状況の苦情が市のほうに入ったりはしていないでしょうか。
◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。
◯生活環境課長(河合長彦君)苦情等はいろいろ様々警告シールの関係で入っております。
以上でございます。
◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)やっぱり何か対策しなければいかなきゃいけないのではないかなというふうに思いますけれども、今までの苦情の状況、そして検討した課題等について何かありましたら教えてください。
◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。
◯生活環境課長(河合長彦君)まずは市民の意識の醸成ですね。最初の回答にも申し上げたとおり、ホームページ、自治会連合会を介して啓発活動を行っております。
また、警告の看板等も私どもで設置しておりますので、その看板をごみの集積所に貼っておくというふうなこともやっております。また、先ほど回答書に出ましたように、外国人住民の方に関しましてはですね、理解されてない方もいらっしゃるというふうな可能性もあるということで、分別用の説明用のチラシを母国語に変えたりとか、あとAIチャットボットも本年度より開始しておりますので、その辺の周知もやっていきたいと思っております。
以上でございます。
◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)外国人に関してはですね、AIチャットボット、これはすばらしく活用できるのではないかなと、見るだけでもですね、理解していただけるのじゃないかなと感じているところですけれども、外国人からのお問合せ等、そういったものは今までありましたでしょうか。
◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。
◯生活環境課長(河合長彦君)私が把握している限りでは具体的にはございませんが、もう一つちょっと言い忘れたんですけれども、外国人の技能実習生の関係で、監理団体のほうとかにも随時にそういった指導というか、研修というか、職員を派遣してやったりもしておりますので、その辺で十分理解できているのかなというふうに思っております。
以上でございます。
◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)分かりました。
あと、答弁のところで少しちょっと分からない部分があるんですが、「長期間放置され、収集業務に支障がある場合は市が回収することもあります」というふうに最後書かれています。長期間というのはどれぐらいの期間ですか。
◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。
◯生活環境課長(河合長彦君)ケース・バイ・ケースなんですけれども、他市町村等とかにも聞いたらおおむね二週間ぐらいのところが多いので、二週間をめどにというふうには思っておりますが、それはケース・バイ・ケースでやっております。
以上でございます。
◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)やはり季節に応じてですね、二週間という期間が妥当なのかどうかというのはちょっと把握しづらいところもあるんですけれども、やはりなかなか出された方がですね、本人が分かりづらいんじゃないかなというふうに思うんですけれども、市の回収する割合というのはどれぐらいありますか。警告シールを貼られたごみ袋に対して。
◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。
◯生活環境課長(河合長彦君)大変申し訳ありませんが、ちょっとその辺は把握しておりません。
以上でございます。
◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)やはりごみ問題というのはですね、非常に敏感なところも市民の皆様持っていると思いますので、やはり少し改善していかなければならない部分があるのではないかなと思っているところでございます。今後また庁内会議開いていただいて、しっかりと収集業者も含めながら御検討をしていただければなと思っております。これも要望で結構でございます。
それでは、次の項目に移りたいと思います。
四項目めの死亡後の手続について、再質問させていただきます。
答弁のほうで六月一日から試験運用を始めたということでございます。ありがとうございました。この中でですね、大事なことは窓口の一本化、そして書類の縮減、そして短時間化ということでございますが、今日で六月の十四日、二週間ほどたちますけれども、その間やはり手続に来られた方がいらっしゃるのではないかなと思いますが、どのような状況か教えていただけますでしょうか。
◯議長(衛藤博幸君)総務課長。
◯総務課長(後藤 優君)総務課長の後藤です。再質問にお答えいたします。
一日平均しますと二件程度取扱いを今している状況であります。まだ手探りの状況にはありますけども、利用者の方からはとてもありがたいというような声もいただいており、おおむね好評を博していると思っております。
しかしながら、システムや部署連携については試験運営の中で改善点が見えてきていますので、随時、対処法を協議しながら善処している状況にあります。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)それでよろしいんじゃないかなと思っております。やり続けることで改善していく。そしてまたアップデートしていくということが大事なことだと思っております。
死亡手続された方は分かると思うんですけれども、何枚も多くの書類にですね、同じ名前、同じ住所、同じ生年月日、いろいろ書かなきゃいけないんですけど、そこが一番の問題点だと思っていましたが、その辺は確実に改善されていけることでしょうか。
◯議長(衛藤博幸君)総務課長。
◯総務課長(後藤 優君)お答えいたします。
若干、事務の流れをちょっと説明させていただければと思います。
死亡届が出された時点で、そのリストに基づいて必要な手続をまず事前に把握をいたします。遺族の方が来庁された際に、届出人とか保険税の還付請求者など、必要な事項を聞き取って情報提供をしていただいた部分を手続シートというふうに落とし込みます。そのシートにおいて、遺族の個人情報を関係各課に提供することに同意をいただく署名をいただきます。基本的には署名をいただくのはここ一か所で済めばなという感じで今進んでいます。
また、その手続シートに基づいておくやみコーナーにおいて手続をする、または関係窓口に順次案内する案内することにより手続を行っているところであり、一か所一か所でたくさんの書類を書いていたという、議員が言われるようなことはなくなってきているというふうに思っております。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)一番大事なところだと思いますし、御遺族の方々は本当に心身ともに疲れ果てて、あそこに行ってここに行ってくれということがなくなるというのは一番いいことだなというふうに思ってこの質問をし続けてまいりましたが、これからデジタル社会、デジタル市役所、そういったこともありますし、デジタル庁もこれから活躍していっていただけると、デジタル法案もできてくるということで、それに付随してですね、AIチャットボット、そしてマイナンバーカードの活用、そしてこういったおくやみ窓口、いろんな窓口がこれから必要になってくるのかなと思っておりますが、市役所の職員の皆さんも大変だと思いますけれども、システムをしっかりと有効活用していっていただければなというふうに思っております。
それでは、最後の項目になりますが、是永市長四期目の市政について再質問させていただきたいと思います。
まずは、さきの市長選において四期目の御当選、誠におめでとうございます。十二年ぶりに戦って、また、コロナ禍の選挙ということもありました。投票率の低下や多選の厳しさということも感じた選挙だったと思いますが、今振り返って結果をどのように感じていらっしゃいますでしょうか。
◯議長(衛藤博幸君)是永市長。
◯市長(是永修治君)和気議員の再質問にお答えいたします。
このたびの市長選はですね、十二年ぶりの選挙となりました。市民の方々に選択肢ができたという点でよかったかなというふうに思ってございます。
また、選挙戦を通じまして私自身多くの市民の方と対話ができましたし、市内各地をくまなく見て回る機会を得たのも大変有意義だったというふうに思います。
十年前と比べまして、生活道路や地区の集会所、学校などが飛躍的によくなって、市民や企業活動も活発化しているなと感じたところであります。
一方で、少子高齢化や過疎化の現実、また、新型コロナウイルスへの不安等もひしひしと感じたところであります。
こうした中、一般的にハンディがあると言われる四選目の戦いで勝利することができましたのは、これまでの地道な取組や四選目に対する公約などが評価されたものと受け止めてございます。
ただ、投票率が約六割ということで、残念ながら市政への関心がだんだん低くなってきていると言わざるを得ません。もっと関心を持ってもらえるように、より一層、情報発信に努めたいというふうに思っているところであります。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)市長、感想を述べていただきありがとうございました。
市政への関心の低さというのはですね、市長だけではなくて私たち議員に関してもそのとおりだと思います。私たちの努力不足でもあるし、投票率を上げることは私たちの責任でもあると思っております。今後もそのような活動を通じて、投票率の増加に努めてまいりたいというところで考えております。
三期十二年の市政について、私自身もちょっと振り返りたいと思っています。
一期目は、主に行財政改革や公共施設民営化に取り組んでいました。二期目では、宇佐神宮周辺をはじめとした地域環境整備事業、また、社会資本の強靱化、三期目では、公共施設の改築やリニューアル化、学校施設の耐震化及び空調設備、そして、コロナ対策に取り組み、着実に実績を積んでこられましたが、四期目では何を実行していこうとお考えでしょうか。
◯議長(衛藤博幸君)是永市長。
◯市長(是永修治君)和気議員の再質問にお答えをいたします。
今回、四期目にチャレンジするのに当たりまして、「全力で市民の命と生活を守る」。また、「夢と希望を創る」というキャッチフレーズを掲げまして、三十項目の公約を挙げました。
今回の肉づけ予算にはその多くが盛り込まれているわけでありますけども、一刻も早くコロナ禍を乗り切り、アフターコロナに向けて、あらゆる施策を総動員する覚悟でございます。
四期目に入りまして既に二か月が今経過しようとしておりますけども、例えば、うさ抗原検査センターがオープンしました。六月一日には外国人の総合相談センターもオープンをいたしました。また、四月、五月のふるさと納税を見ますと、七千六百万円ということで、これは前年同月比で約七倍になっているわけですね。そういった意味では、非常に幸先のいいスタートが切れているのではないかなというふうに思います。
この四年間で、先ほど答弁しましたけれども、具体的な目標としましては、何とか社会増減をプラスに持っていきたいというのがまず一つです。やっぱり人口がですね、なかなか減少が歯止め利かないということで、どうしても死亡者数と出生数の差をですね、プラスに持っていくというのはなかなかもう厳しい状況でありますけども、社会増減をですね、何とかプラスに持っていきたいというのが一つです。
それと、ふるさと納税ですけども、この二か月出だし好調ということでありますけども、今年度、約四億円を突破いたしまして、四年後には十億円を突破させたいというふうに考えております。
また、住みたい田舎ベストランキングはかつて一回首位があったわけですけども、ここのところですね、ちょっとなかなか首位をうかがうようなとこまでいっていませんので、何とか施策を充実させまして、また首位を奪還したいというふうに思います。
もう一つ、住みたい田舎ベストランキングの場合ですといろんな施策の総合評価になりますので、ここでですね、首位を奪還することが意義のあることだと思います。これをですね、四年後必ず実現できるように全力を尽くしたいというふうに思います。引き続き議員の皆さんの御理解と御協力をまたよろしくお願い申し上げます。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)様々ですね、多くの施策やお考えをお聞きいたしましたが、いまだ収束の見えないコロナ禍の中、これから合併特例債の償還払いも始まります。厳しい時代のかじ取りとなりますが、多くの施策を実行するためには何といってもお金が必要です。財源の確保は、市長はどのように考えていらっしゃいますでしょうか。
◯議長(衛藤博幸君)是永市長。
◯市長(是永修治君)和気議員の再質問にお答えいたします。
何の施策をするにも財源は必要でございます。私、一期目から行財政改革等を積極的に進めまして、私が就任したときには六十四億円、人件費があったわけですけども、行革等に取り組みまして今は五十億円台、五十一、二億ぐらいでここんとこ推移をしております。十億円以上ですね、総人件費の抑止に成功しているわけであります。
例えば、基金についても就任当初は八十億円ぐらいだったのが、一時は百八十億円を突破し、今は百四十億円ぐらいですけども、それでもですね、就任当初よりははるかに多い状態であります。こういったまずしっかりと自分とこを締めるところは締めて、財源をつくって、そして必要なところに投資をしていくということがまず一つ。その必要なところに投資するに当たっても、できるだけ国や県、その他の財源を引っ張り込む。そして有利な地方債を充当して、交付税措置をしっかりゲットすると、これもテクニカルなとこですけども、こういったところも最大限活用して、できるだけ自分ところの負担を減らしていくと、こういったことをずっとやってきたんですけども、ふるさと納税のほうはですね、残念ながらちょっと、いま一つ取組が不足していたかなというふうに思います。令和二年度にようやくですね、二億六千七百万円ぐらいまで上がってきまして、大分ですね、上昇していく手応えを感じたところでありますし、こうやればこういうふうに上がっていくのかという感じもつかめたところであります。その状況がこの四月、五月にも当然出ておりますので、このペースで今年度四億円を突破しまして、四年後の十億円に向けてですね、進みたいというふうに思います。
十億円仮に達成できたとしますと、その半分、約五億円がフリーの財源になりますので、これは大きいわけですよね。だから、こういった財源をうまく今、議員がおっしゃるようなですね、いろんな様々な施策にその財源をある程度めどが立てばですね、そうしたところにある程度投入できるという形になろうかと思います。そういったところを中心にですね、財源をしっかり確保して、健全な財政の枠組みの中でこの四年間もですね、しっかり施策を展開してまいりたいと思います。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)おっしゃるとおりだと思います。しっかりと財源の確保に努めていただきながら、これからまだ大規模災害等の基金等、畜えも必要だと思っております。施策で使うお金、ためておかなければならないお金、その辺をしっかりとバランスよく市長のほうで考えていただきながら、価値あるお金の使い方というものをですね、しっかりと四期目、お金をしっかりと使っていただきたいなというふうに思っているわけでございます。
最後の質問になりますけれども、是永市長が描く四年後、二〇二五年の宇佐市の姿を教えていただけますでしょうか。
◯議長(衛藤博幸君)是永市長。
◯市長(是永修治君)和気議員の再質問にお答えいたします。
先ほどもお答えをいたしましたけども、例えば人口問題、そして財源の問題、また、住みたい田舎ベストランキング、具体な目標を掲げましたけども、何といっても地方自治体が今抱えている大きな時代の潮流ですね。
例えば人口減少対策、大規模自然災害にどう応えていくか、そしてまた情報化ですとか、デジタル化ですとか、そういった脱炭素の環境の取組ですとか、そういったものに、そういう時代の変化にいかに的確に対応していくかというところが大事なところなので、そういったところにですね、柔軟に対応していく。また、環境の変化に対応できないと生き残れないわけですから、そうした生き残れている姿を四年後も目指していきたいというふうに思います。
ちょっと抽象的になりましたけども、その具体策として先ほど申し上げたような社会増減、ふるさと納税、住みたい田舎ベストランキング等に象徴されるようなことを具体の目標にしながらですね、的確に対応していきたいというふうに思います。そういう姿を四年後に描いております。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)多くの再質問に答えていただき、ありがとうございました。
四年後の宇佐市の姿は、抽象的で結構だと思います。宇佐市に住んで本当によかった、宇佐市は平和で幸せな暮らしができる、これが一番基本的で大事なところだと思っておりますので、具体的な施策をしっかりと財源を確保し、実行していただきながら、そのように市民が思っていただけることを祈念申し上げております。
今回の選挙を通じてですね、多くの市民の期待を背負い、いよいよ四期目の是永市政が始まったところでございます。いま一度靴ひもを締め直していただき、今まで積み上げた経験と実績を基に、この四年間ですばらしい市政をつくり上げていただけることを祈念申し上げ、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
◯議長(衛藤博幸君)以上で、和気伸哉議員の一般質問を終結いたします。
ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで昼食のため暫時休憩いたします。
なお、再開は十三時ちょうどといたしますが、休憩明けの配席はシフト表二のとおりですので、よろしくお願いいたします。それでは暫時休憩します。
休憩 午前十一時五十四分
────────────────
再開 午後一時〇〇分
◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き、会議を開きます。
一般質問を続行します。
五番 中本 毅君。
◯五番(中本 毅君)中本でございます。親しく世間話でもですね、してから始めたいところなんですけれども、質問時間も限られておりますので、早速本題に入ってまいりたいと思います。
四選を果たされた是永市長をはじめ執行機関の皆様におかれましては、本日もですね、お手柔らかに答弁をいただきますようお願いをいたしたいと思います。
では、御質問します。
一項目め、観光振興についてお伺いします。
一点目、二〇一六年十二月七日の宇佐市議会本会議において、経済部長は、栗山のUSA看板は市の支援の下に地元の方々が作成されたもので、今では宇佐のロケ地として人気となっている。今回、テレビでも話題になっているように、市としてもロケハンやロケーション撮影などとの連携協力を強化していく。また、市が作成したトリップガイドブックにも話題の宇佐駅の駅名表とUSA看板も盛り込んでPRに努めている。今後も民間と連携強化を意識した観光振興に努めてまいりたい旨を答弁されています。
特にUSA看板については、各種の全国放送で宇佐市が取り上げられる際に登場頻度が高く、宇佐市の知名度向上や観光振興に絶大な貢献をしてきました。このUSA看板や栗山の公園は数十年にわたり、官民連携により適切な維持管理が図られ、発展してきました。一部には、宇佐海軍航空隊関連の意向もあります。
しかし近年、民間側の中心的な世話役の方が高齢化し、公園及びUSA看板の維持管理が困難になってきています。このままでは栗山の公園やUSA看板の適正な維持管理が途絶えてしまい、将来的に廃墟化してしまう懸念さえ感じられます。継続のため、また、市のさらなる観光振興のために、一段と踏み込んだ支援をお願いしたいんですが、市の考えをお伺いします。
二点目、国道十号線沿線の道の駅整備や開設後の運営においては、地元北馬城地区にも苦労がかかります。道の駅整備に際して、地元の周遊観光も促進し、地元が活性化できる仕組みをよくよく検討してはいかがでしょうか。
宇佐神宮、岩崎神社、八十八体のある阿弥陀院、封戸小学校の卒業記念樹があり、桜も美しい栗山公園など、地元の魅力を十分に生かしてはいかがでしょうか。
三点目、道の駅近辺には四十年以上続く喫茶店が複数あるほか、市内には数十年続く喫茶店が少なからずあり、貴重な喫茶文化が根づいています。こうした喫茶店もコロナ禍の影響を大きく被っていると思われますが、道の駅整備を契機として地元における喫茶文化の維持発展にも努めてはいかがでしょうか。
四点目、市観光協会と市の連携は全体的にどのような状況でしょうか。市は適切に財源を手当して、観光協会の人員体制強化についても協議検討してはいかがでしょうか。
二項目め、家族旅行村エリア施設についてお伺いします。複合レジャー施設である家族旅行村「安心院」のエリア内にある施設の多くは老朽化により施設改修や修繕等が増加し、また、利用者ニーズの変化に対応するための改修等を求められています。
特に、ケビンの老朽化や温泉の湧出状況については喫緊の懸念があります。子供向け遊具はほとんど壊れており、子供が充実して遊べる場所も欲しいです。
旅行村については、平成二十五年度にリニューアル基本構想が策定され、漸次的に取組が進められてきました。安心院地域の観光拠点施設として大きな役割を果たしていますが、市長は老朽化の現状をどのように認識し、今後のリニューアルをどのようにお考えでいらっしゃいますでしょうか。
三項目め、防犯灯や見守り灯についてお伺いします。設置だけでなく更新にも補助を望む声を耳にしますが、市の考えはいかがでしょうか。
四項目め、コロナ禍への対応についてお伺いします。
一点目、医療の観点及び経済の観点を中心に市内の現状と課題をお伺いします。
二点目、本年一月二十五日には、飲食店、料飲店の代表団と同行で市長を訪問し、切実な声を聞いていただきました。誠実な対応に感謝しております。その後、県下においてコロナ感染症の状況は悪化しており、地元飲食店、料飲店の方々から積極的な支援を引き続き求める声を聞いております。
申請が締め切られているものも含め例を挙げますが、一時支援金、月次支援金、事業再構築補助金や時短要請協力金など、国や県の支援制度を市民に紹介することも重要であると思います。一方で、市としても主体的に何か追加的な支援を検討していますでしょうか。お伺いします。
五項目め、デジタル技術の活用推進についてお伺いします。
一点目、市は、デジタル技術の利活用推進に積極的に取り組んでおり、評価しておりますが、改めて現状と課題をお伺いします。
二点目、市の行政事務の現場で無料のグーグル翻訳を利用する場合があるようですが、そのような場合に無料のDeepL翻訳も利用してはいかがでしょうか。一層、高精度の翻訳で評判を呼んでおり、実用英語技能検定一級の私も検証して、翻訳品質の高さに驚いております。有用なツールです。
三点目、現代においては、全ての行政サービスにICT、情報通信技術が関係しているといっても過言ではありません。宇佐市役所においても、ICT関連の人員体制強化が必要ではないでしょうか。
六項目め、教育の充実についてお伺いします。
一点目、通信制大学・大学院である放送大学の再視聴施設宇佐分室が利便性の高い宇佐公民館内に移転しました。大分学習センターのほか、県内唯一の再視聴施設です。宇佐市には大学がないと言われることがありますが、実は宇佐市を拠点として大学卒業、学士や大学院修了、修士、博士の学位取得が可能です。科目履修は一科目からできます。宇佐市における生涯学習のさらなる環境充実を歓迎しているところでございますけれども、市教委の認識をお伺いします。
二点目、大分空港が水平型宇宙港化を進めています。これを宇佐市におけるSTEAM教育、つまり、創造性を生かす理数教育の題材の一つとしてはいかがでしょうか。
七項目め、行財政改革及び公金支出の適正化についてお伺いします。専門的な細かい議論は委員を務めます行財政改革推進特別委員会で行うとしまして、ここでは総論をお伺いしたいです。行財政改革及び公金支出の適正化について、市の今後の方針をお伺いします。
以上、御質問します。
◯議長(衛藤博幸君)それでは、中本 毅議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。
まず、宇佐市長 是永修治君。
◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。五番 中本議員の一般質問にお答えをいたします。
四項目め、コロナ禍への対応についての一点目、医療の観点及び経済の観点を中心に市内の現状と課題はについてでありますが、まず、医療の観点では、三月九日から医療従事者へのワクチン接種を開始をし、四月十九日から高齢者施設の入所者及び従事者、五月十一日から個別接種、五月十五日から集団接種を開始し、六月十三日、昨日現在で延べ一万四千三百七十四人の接種が行われました。
また、五月に入り、新規感染者が急増したため、急遽、旧サンリブ四日市店駐車場跡地に抗原検査センターを設置し、検査体制の強化を図りました。さらに北部医療圏では、病床数を五月五日現在五十七床であったものを五月二十六日現在七十七床まで拡大しております。
次に、一点目の経済の観点と、二点目のまちとしての追加的な支援の検討案については、関連がありますので一括してお答えをいたします。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、県内においても経済に与える影響は非常に大きく、特に飲食店等においては午後九時までの時間短縮営業が解除されたとはいえ、一段と厳しい状況になると認識しております。
こうした中、本市の事業者等への支援策につきましては、小規模事業者元気アップ事業の申請期限を五月三十一日までに延長するとともに、六月三十日を期限とする宿泊・飲食業者家賃等支援事業で固定費負担の軽減策などを実施しております。
また、県の緊急対策特別資金により受けた融資に対する市の利子補助についても、取扱期間を六月以降も延長して実施をしております。
加えて、今回新たに感染防止対策に係る経費を助成する事業や宿泊・飲食業者に対し、経費の一部を支援する事業も創設したところであります。今後とも状況を見ながら効果的な支援を行っていきたいと考えております。あわせて、国県の新たな支援策につきましても、市ホームページへの掲載や関係機関を通じて周知を図ってまいります。
以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。
◯議長(衛藤博幸君)次に、六項目めの教育の充実についての一点目を、教育長 高月晴彦君。
◯教育長(高月晴彦君)皆さん、こんにちは。教育長の高月でございます。五番 中本議員の一般質問にお答えします。
六項目め、教育の充実についての一点目、放送大学の再視聴施設宇佐分室が宇佐公民館内に移転した。市教委の認識はについてですが、放送大学とは、放送大学学園法に基づき放送大学学園が設置する大学で、BSテレビやインターネット等を利用して授業を行う通信大学です。
本市では、同大学が平成十一年四月から市内高森にある別府大学宇佐教育研究センター内に、ビデオ等で視聴できる施設として宇佐分室を開設し、学びの場の提供を行ってまいりました。しかし、令和二年十月、放送大学より同センターの閉鎖に伴い、視聴施設などの管理体制が取れないことから、宇佐分室を廃止せざるを得ないとの申出がありました。
市教育委員会といたしましては、県内唯一の再視聴施設でもあり、市内に在住する利用者の利便性の確保並びに生涯学習の振興、充実を図るため、宇佐分室を継続していく方向で協議を進めてまいりました。
その結果、利便性の高い宇佐公民館内に移転することで、本年四月より宇佐分室を継続することができたところです。今後も宇佐分室の周知に努めるとともに、市民の皆様へ新しい知識の習得、心の豊かさや生きがいのための様々な学びの機会を提供できるよう環境の充実を図ってまいりたいと考えています。
以上で答弁を終わります。
◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの観光振興についてを、経済部長 出口忠則君。
◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)皆さん、こんにちは。経済部長の出口でございます。五番 中本議員の一般質問にお答えします。
一項目め、観光振興についての一点目、栗山の公園やUSA看板の維持管理に対する支援はについてですが、栗山の公園やUSA看板は地域の有志により個人の土地につくられたもので、本市としましても市の注目につながればとの思いで、がんばる団体応援事業や周辺地域元気づくり事業等を活用し、これまで合計九回の支援を行ってきたところでございます。
その結果、宇佐のローマ字表記がUSAであることからアメリカのハリウッドの看板を連想させ、市のPRに一役買ってきたものと認識をしております。しかしながら、市の支援事業は基本的に継続発展の見込める地域の取組に対し、そのスタートアップを支援するもので、継続的な維持管理の支援を予定してはおりません。世話役の方の高齢化により維持管理が困難になってきているということですが、今後は地域のまちづくり協議会活動の一環として取り組んでいただければ、市としましても現行制度の枠内で連携していきたいというふうに考えております。
二点目、道の駅整備に際して、地元の周辺観光も促進し、活性化できる仕組みを検討してはについてですが、国道沿線地域複合施設の開設については、新たな市の観光情報発信拠点の一つとして期待しているところです。
議員御指摘のとおり、周辺には様々な観光資源がありますので、地域の方やまちづくり協議会との連携により素材のブラッシュアップや豊後高田市を含めた周遊観光の促進など、地域の魅力を十分に生かし、活性化に努めてまいりたいと考えております。
三点目、道の駅整備を契機として地元における喫茶文化の維持発展に努めてはどうかについてですが、現在、北馬城地区に計画中の国道沿線地域複合施設が供用開始されれば国道十号の交通量も増加し、それに伴い、交流、観光人口の増加、雇用の拡大とともに周辺地域のにぎわいやまちづくりの活性化も期待されます。
議員御指摘のように、当該地域はもとより市内には古くから続く喫茶店も多々あります。これらの喫茶店は、交流の場、憩いの場、待ち合わせや商談などと多目的に利用され、地域に根差し、地域に愛され、地域の方々が育んでこられたものと推察されます。
喫茶店を含む飲食店へのコロナ禍による影響については認識していることから、市では、これまで様々な支援策を展開しているところであります。今後、国道沿線地域複合施設が供用開始されれば、国道十号沿線を中心として地域住民の人の動きも活発化されると思われます。周辺地域の喫茶店についてもそれぞれの店の特色を生かし、一層の集客も期待できますので、互いの相乗効果の中で活性化が図られるものと考えています。
四点目、市観光協会と市の連携は全体的にどのような状況かについてですが、一般社団法人宇佐市観光協会につきましては、市の観光振興を牽引する団体として、観光案内所としての業務のほか、様々な事業を行っていただいております。
具体的には、市内各所の観光案内やガイド育成、体験型コンテンツ等の旅行商品の造成、地域の祭りやイベント等の開催や情報発信などであり、そのための事務運営費及び人員体制強化に係る経費に対しても補助をしております。
また、定期的に協議を行うことで市との役割分担を明確にするとともに、執行状況の確認など、両者の連携を密にしているところです。
以上で答弁を終わります。
◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの家族旅行村エリア施設についてを、安心院支所長 吉武裕子さん。
◯安心院支所長兼安心院支所地域振興課長(吉武裕子さん)皆様、こんにちは。安心院支所支所長の吉武でございます。五番 中本議員の一般質問にお答えします。
二項目め、家族旅行村エリアについて、今後のリニューアルをどのように考えているのかについてですが、家族旅行村「安心院」は、昭和五十六年に安心院地域の観光拠点施設として開設され、年間約十三万人の方々に利用されています。
しかし、旅行村エリア内の多くの施設が築四十年を迎えており、老朽化による修繕等の増加や利用者ニーズの変化に対応するための改修等が求められているところです。
市としては、これまで利用率の高い宿泊施設や温泉施設の修繕、改修を行うとともに、利用者からの要望が多かったパークゴルフ場のトイレの新設や温泉センター前の駐車場の大規模整備など、優先度の高いもの、緊急性の高いものから順次改修を行っているところです。
旅行村全体のリニューアルにつきましては、平成二十五年十二月に策定された家族旅行村「安心院」エリアリニューアル基本構想に基づき、機能面や利用者ニーズ等の調査研究を行っています。
今後、国、県などの補助事業の活用及び施設整備、経営における民間活力の導入等も含めて、最も効果的かつ効率的な方法で計画的に進めていきたいと考えています。
以上で答弁を終わります。
◯議長(衛藤博幸君)次に、三項目めの防犯灯や見守り灯についてと五項目めのデジタル技術の利活用推進についてと七項目めの行財政改革及び公金支出の適正化についてを、総務部長 祥雲弘一君。
◯総務部長(祥雲弘一君)五番 皆様、こんにちは。総務部長の祥雲でございます。五番 中本議員の一般質問にお答えをいたします。
三項目め、防犯灯や見守り灯について、設置だけではなく更新にも補助を望む声を耳にするが、市の考えはについてですが、市では、安全で安心なまちづくりを推進するため、防犯灯の設置を行う自治会に対して設置費の補助を行っており、平成二十四年度からは防犯灯のLED化を促進しております。
本事業も事業開始から九年が経過し、議員御指摘のとおり、LED防犯灯の取替えに対する問合せも寄せられていることから、LED防犯灯の更新も補助の対象とする方向で検討したいと考えております。
また、道路照明灯の光が届かない場所や道路施設としての設置が困難な場所につきましては、自治会からの要望により見守り灯を設置する事業を行っております。本事業につきましては、電気使用料は要望があった自治会に負担をお願いしていますが、修繕や更新につきましては市が行っております。
次に、五項目め、デジタル技術の利活用促進についての一点目、デジタル技術の利活用促進に関する市の現状と課題はについてですが、本市では、コロナ禍の影響等により社会のICT化やデジタル化の推進が求められる中、市民の暮らしの質の向上や地域の活性化を図るためには、官民が一体となってその利活用を加速していく必要があると考え、昨年四月に機構の見直しにより担当部署をICT化推進係に改称し、推進体制を整えました。また、本年一月には今後の事業展開の指針となる市ICT化推進ビジョンを策定しております。
今年度からは、ICTやデジタル技術の活用を通じて様々な行政課題の解決に取り組んでいく計画ですが、円滑な事業執行には関係課及び関係団体等との連携強化が必要となります。また、こうした先端分野は日進月歩で技術革新が進んでいるため、研修等を通じた担当職員のスキル向上も必要であると考えております。
二点目、行政事務の現場で無料のDeepL翻訳も利用してはどうかについてですが、近年グローバル化が急速に進展する中で、本市においても、多文化共生・国際交流推進プランを昨年三月に策定し、外国人住民や外国人訪問者など、国籍の異なる人々がお互いの文化の違いを認め合い、共に生きていく持続可能な社会を実現するため、各種事業に取り組んでいるところでございます。
そのような中、大きな課題として挙げられるものが異なる言語によるコミュニケーションの問題です。行政事務においても、今後も国際交流等においてのメールや文章のやり取りのほか、外国人向けのガイドブックの作成など、必要に応じて無料の翻訳ソフトを活用する場面が多くなることが考えられます。
議員御指摘の無料の翻訳ソフトDeepLについては、昨年三月に日本語の翻訳が対応可能となり、AI技術の向上により急速に精度が高まったことから、自然な訳文ができると評価されております。現在では同様の無料翻訳ソフトも多く、使用目的に応じてその特性に合った翻訳ツールを利用することで、今後のさらなるグローバル化に対応していきたいと考えております。
三点目、ICT関連の人員体制の強化はについてですが、本年二月にビジョンの具現化に対してサポートをいただくため、専門的な見地を有する企業とICTの推進に関する包括連携協定を締結いたしましたので、そうした外部のサポートを得ながら推進体制の強化を図っていきたいと考えています。
また、国も地方自治体のデジタル化やICT化の推進に関して様々な支援制度を設けていますので、外部人材の活用等についても調査研究を進めてまいります。
次に、七項目め、行財政改革及び公金支出の適正化について、市の今後の方針はについてですが、本市ではこれまで定住満足度日本一、交流満足度日本一のまちを目指し、様々な施策を第二次宇佐市総合計画後期基本計画や第二期まち・ひと・しごと創生総合戦略に沿って、ハード、ソフト両面から計画的に整備を行ってまいりました。
一方で、普通交付税の合併特例措置の終了や少子高齢化社会の進展により社会保障関連経費が年々増加するとともに、公共施設の老朽化による改修費の増加などにより現下の地方財政は全国的に厳しくなっているところでございます。
このような中、市総合計画やまち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、引き続き施策を実行するとともに、アフターコロナを見据え、集中から分散、デジタル化、脱炭素社会などの観点からの施策を積極的に展開できるよう事業や予算の選択と集中を徹底し、足腰の強い財政基盤の構築を目指してまいります。
以上で答弁を終わります。
◯議長(衛藤博幸君)最後に、六項目めの教育の充実についての二点目を、教育次長 上田誠之君。
◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)皆さん、こんにちは。教育次長の上田でございます。五番 中本議員の一般質問にお答えします。
六項目め、教育の充実についての二点目、大分空港が水平型宇宙港化を進めている。これを宇佐市におけるSTEAM教育、つまり、創造性を生かす理数教育の題材の一つとしてはについてですが、STEAM教育は、サイエンス(科学)、テクノロジー(技術)、エンジニアリング(工学)、アート(芸術)、マスマティックス(数学)など、各教科の学習を実社会での問題発見・解決に生かす教科横断的な教育であり、新学習指導要領が目指す育成したい力とも重なるものであります。
今回、大分空港の宇宙港化は、将来的にも様々な可能性を秘めており、実現に向けた動きに注目しています。市教育委員会として、各学校で必ず取り扱うことは考えていませんが、この宇宙港化によって何ができるようになるのか、どんな未来になるのかについて、総合的な学習の時間で調べたり議論したりすることを通して実社会に結びつけるなど、学習素材の一つとして有効なものであると考えています。
以上で答弁を終わります。
◯議長(衛藤博幸君)以上で、執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。
五番 中本 毅君。
◯五番(中本 毅君)御答弁ありがとうございます。おおむねですね、質問とかみ合った答弁ということでですね、感謝をいたしたいと思います。確認したい点をですね、ピンポイントで再質問していきますので、お願いいたします。
まず一項目め、観光振興についての一点目、USA看板に関する再質問をさせていただきたいと思います。
四日市インターチェンジ付近、南敷田地区国道十号線沿い金丸地区国道十号線沿いには、宇佐市の玄関口として、「Thank you for coming Usa city(ようこそ宇佐市へ)」という鳥居型観光看板が設置されています。栗山のUSA看板もJR宇佐駅に降りた観光客などをお迎えしており、同様の趣旨で維持管理が図られるべきではと提案いたします。市の考えはいかがでしょうか。
◯議長(衛藤博幸君)観光・ブランド課長。
◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)観光ブランド課長の出口でございます。五番 中本議員の再質問にお答えいたします。
議員御指摘の「ようこそ宇佐市へ」の看板でございますけども、これは県の補助金、補助事業を利用して市のほうで道路敷、公有地に設置したものでございますけども、USA看板につきましては、答弁にも申し上げましたけども、地元有志の方が民地につくられたものということでございます。
これまでも答弁申しましたように、PRに一役買っていただいてですね、大変、市の観光にもPRできていると思っておりますけども、やはり継続的な維持管理ということにつきましては、市のほうで今後ずっと継続してやっていくというのはちょっと困難ではないかというふうに思っておりますので、お答えしたとおり、地域の活動として取り組んでいただければ、そういった方面の御支援、その枠の中でですね、できるんじゃないかなというふうに考えております。
以上でございます。
◯議長(衛藤博幸君)中本 毅君。
◯五番(中本 毅君)答弁を承知しました。
二点目について再質問いたします。
国道十号線沿線道の駅の管理運営に関する再質問でございます。
地元が活性化できる仕組みとして、地元の個人や法人等団体を管理運営に積極的に巻き込んではいかがでしょうか。再質問いたします。
◯議長(衛藤博幸君)土木課長。
◯土木課長(熊埜御堂峰一君)土木課長の熊埜御堂です。中本議員の再質問にお答えいたします。
北馬城地区の区長会よりですね、平成二十七年東九州道が開通した後に真っ先に手を挙げていただきました。その中で地域の方の説明会を幾度となくさせていただいた中で、非常に地元が熱意が高くてですね、協力体制が非常に十分整っておりますので、その後いろいろヒアリングする中でどういった形で地域の方が参入できるのか。また、個人では難しいので、各種そういった地域のまちづくり協議会であったり、区長会であったり、そういったところの体制づくりができてから、どういった形で参加できるかは、今後、調査研究をさせていただければと思っております。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)中本 毅君。
◯五番(中本 毅君)分かりました。よろしくお願いします。
三点目に関して再質問をいたします。地元における喫茶文化の維持発展に関する再質問でございます。
数十年続く地元の喫茶店が複数ありますが、各店は昭和レトロを感じさせる雰囲気も人気のポイントだそうです。市内喫茶店マップの作成などを検討して、道の駅から派生する市内観光の楽しみをより充実させてはいかがでしょうか。再質問いたします。
◯議長(衛藤博幸君)観光・ブランド課長。
◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)再質問にお答えいたします。
地域の方やまちづくり協議会等の活動で地域の素材をブラッシュアップしていただいてですね、一から豊後高田市を含めた周遊マップとかも考えられますので、そういったところにどういった形で載せられていくかということも含めてですね、今後協議できるのではないかなというふうに思っております。
以上でございます。
◯議長(衛藤博幸君)中本 毅君。
◯五番(中本 毅君)答弁を承知しました。分かりました。
あとは、再質問ではなくてちょっと余談になるんですけども、今回、北馬城の方からいろいろ御相談とか御意見をいただきまして、その中で防犯カメラをですね、北馬城に設置してほしいという意見もあったんですね。ちょっと議案が出ていますので、そちらのほうで議案質疑したりしてですね、ちょっと対応したいと思います。
四点目についての再質問はございません。
では、二項目めについて再質問をさせていただきたいと思います。
家族旅行村エリア施設についての再質問ですけれども、ほかのキャンプ施設などと比較する中で、家族旅行村には温泉があることは一種の特徴であると思っております。万一、温泉が途絶えてしまうとこの特徴が失われるとともに、お風呂難民が発生して、旅行村エリア全体の価値を損なってしまう懸念があります。温泉の湯量減少には早期対処を心がけていただきたいですが、市の考えはいかがでしょうか。お伺いします。
◯議長(衛藤博幸君)安心院支所産業建設課長。
◯安心院支所産業建設課長(福原重幸君)安心院支所産業建設課長の福原です。中本議員の再質問にお答えいたします。
家族旅行村内の安心院温泉センターは、二階の休憩所から安心院盆地が一望できるロケーションとなっております。キャンプ場の利用者をはじめとする宿泊者、それから多くの地域の住民の方々から利用いただいておるところであります。
こうした旅行村に欠かせない施設の現状を踏まえ、湯量の減少等の状況を確認しながら、継続的な営業が行えるように定期的な点検、整備等を行っていきたいと考えております。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)中本 毅君。
◯五番(中本 毅君)承知しました。ぜひ、御尽力をお願いしたいと思います。
もう一点、家族旅行村エリア施設について再質問させてください。
家族旅行村といいますからには、家族みんなが楽しめる状態であってほしいと思います。子供向け遊具がほとんど壊れている状況は遺憾であります。宇佐市子ども子育て応援基金の活用なども検討して、遊具の改善を図ってはいかがでしょうか。再質問いたします。
◯議長(衛藤博幸君)安心院支所産業建設課長。
◯安心院支所産業建設課長(福原重幸君)中本議員の再質問にお答えいたします。
家族旅行村内に設置している子供向け遊具につきましては、老朽化が進み、けが等の危険性があるために、現在、多くの遊具を使用中止にしているところであります。本遊具につきましても、利用者のニーズや費用対効果等も踏まえて、今後、遊具の点検整備の専門家、専門業者と相談しながらですね、各種基金等の活用も含めて調査研究をしていきたいというふうに考えております。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)中本 毅君。
◯五番(中本 毅君)承知しました。
どんな基金が使えるかとかですね、どっかに財源がないかということをいつも探し回っていらっしゃると思うんですけれども、何とかですね、お願いしたいなと思っておりますので、お願いします。
では、次の再質問に進めたいと思います。
三項目めの防犯灯や見守り灯については、再質問はございません。更新も検討していきたいとのことですので、その点をちょっと評価させていただきたいと思います。
四項目め、コロナ禍への対応について再質問させてください。
一点目については、再質問ございません。
二点目の事業再構築補助金に関して、再質問させていただきたいと思います。
国の事業再構築補助金は、一件当たりの補助率、補助金額ともに大きな支援制度で、経済の再活性化や産業構造の転換にもつながるものとして、各方面から注目を集めています。引き続き、数回の公募が今年度中に行われる予定であります。申請に際して、事業計画書の作成が特に大変との声を聞きますが、市としても何らかの申請支援をできないでしょうか。再質問いたします。
◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。
◯商工振興課長(末宗勇治君)商工振興課長の末宗でございます。中本議員の再質問にお答えをいたします。
この事業再構築補助金の事業計画につきましては、経済産業大臣が認定をいたしました認定経営革新等支援機関と相談をしながら策定することというふうになっております。宇佐商工会議所、それから両院商工会につきましても、この認定機関となっております。問い合わせたところですね、会員、非会員にかかわらずですね、無料で相談を受け付けているということでございましたので、そちらのほうを御利用いただければというふうに思っております。
以上でございます。
◯議長(衛藤博幸君)中本 毅君。
◯五番(中本 毅君)答弁を承知しました。では、時間も限られておりますので、どんどん行きたいと思います。
五項目め、デジタル技術の利活用推進について再質問をさせてください。
一点目、包括連携協定に関して再質問いたします。
市は、本年二月に民間企業と包括連携協定を締結しましたが、具体的な取組状況はいかがでしょうか。お伺いします。
◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。
◯総合政策課長(本浪 亮君)総合政策課長の本浪です。再質問にお答えいたします。
既にですね、連携事項の三本柱の一つでございます地域生活の活性化の一環といたしましては、教育の振興やデジタル人材の育成を目的に、市内の二高等学校におきましてドローンやAR技術の体験事業を開催したところでございます。
また、行政事務の高度化につきましては、高齢者への運転見守りサービスの試験導入に取り組んだところでございます。
今後につきましては、各課が抱える様々な行政課題についてですね、ICTの利活用を通じて、その問題解決が図れるように共同で研究を進めていきたいと考えております。
以上です。
◯議長(衛藤博幸君)中本 毅君。
◯五番(中本 毅君)承知しました。
感想と申しますか、宇佐市はですね、大分県内でもですね、かなり早い段階でですね、こうした包括連携協定とかデジタル化に注力しておられて非常に期待しておりますので、引き続きお願いいたしたいと思います。
二点目と三点目については、再質問はございません。
六項目め、教育の充実について再質問させていただきたいと思います。
一点目の放送大学宇佐分室に関して再質問をいたします。
宇佐分室の利用に興味を持った放送大学の現役学生の方から、分室を見学に行こうと思い自動車で国道十号線を通ったが、認識できず通り過ぎてしまったとの声を聞きました。十号線走行車両から認識しやすい看板等を設けてはいかがでしょうか、再質問いたします。
◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。
◯社会教育課長(〆野勝教君)社会教育課長の〆野でございます。中本議員の再質問にお答えいたします。
看板の設置につきましては、そういったお話があったということで、放送大学と協議をしてまいりたいというふうに思っております。
以上でございます。
◯議長(衛藤博幸君)中本 毅君。
◯五番(中本 毅君)お願いいたします。
もう一点ですね、宇佐分室に関して再質問いたします。
誰が費用を負担するのかといった観点も課題であるのかもしれませんが、利用日を週三日に限定せず、公民館の開館日は利用可能にできないのでしょうか。お伺いします。
◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。
◯社会教育課長(〆野勝教君)再質問にお答えいたします。
現在、宇佐分室は、宇佐公民館の教室を他の利用者との併用で開設しているものでございます。このため、火、木、土の十時から十六時の利用としております。他の利用者の状況にもよりますので、今後、御要望があれば協議をしてまいりたいというふうに思っております。
以上でございます。
◯議長(衛藤博幸君)中本 毅君。
◯五番(中本 毅君)そうですね。公式な要望はまだないのかもしれないですけど、実際、現役学生の方がですね、そういう希望されていたという声を私は聞いておりますので、どっかでですね、声が出てくるんじゃないかなという、公式にですね、というふうに思っております。その際はぜひお願いいたします。
では二点目、大分空港の水平型宇宙港化関して再質問をさせていただきたいと思います。
STEAM教育の題材として今回質問させていただきましたが、教育分野だけでなく市役所の幅広い部署において宇宙港化に積極的な関心を持っていっていただきたいと思います。市の認識はいかがでしょうか。
◯議長(衛藤博幸君)総務部長。
◯総務部長(祥雲弘一君)総務部長の祥雲でございます。中本議員の再質問にお答えをいたします。
市の認識はということでございますけども、具体的な内容についてはまだまだ未定でございますけども、宇宙港化がもたらす影響につきましては、大分空港や地元の国東市だけにはとどまらないものというふうに考えております。
例えば、人工衛星を打ち上げるとなれば、海外から多くのエンジニアやその家族、また、国内外からも多くの見物人が集まってくることが想定をされます。そこで、滞在するための宿泊施設や観光面などの大きな需要が生まれるものと考えます。
また、ロケットや人工衛星には自動車用の部品も多く使用されているというふうに聞いておりますので、自動車関連産業に携わる企業が多い宇佐市にとっても大きなチャンスにつながることもあり得ますので、大分空港だけのものではなくてアンテナを広く張って、様々な可能性を探っていく必要があるものというふうに考えております。
以上でございます。
◯議長(衛藤博幸君)中本 毅君。
◯五番(中本 毅君)かしこまりました。ぜひですね、今おっしゃったようにアンテナを高く張っていただいてですね、いろんな可能性があるので私もわくわくしているんですけども、ぜひお願いしたいと思います。
では、七項目めですね、行財政改革及び公金支出の適正化については、再質問はございません。行財政改革の推進及び公金支出の適正化に今後も期待しておりますので、ぜひ引き続き熱心に取り組んでいただけたらというふうに思います。
質問分量が多いんでですね、ちょっと終わらないかなと思ったんですけど、的確に御答弁いただいて十分ちょっとですね、残して終えることができました。感謝をいたしたいと思います。
では、私の質問は以上とさせていただきます。ありがとうございました。
◯議長(衛藤博幸君)以上で、中本 毅議員の一般質問を終結いたします。
傍聴席の議員の皆さん、大変お疲れさまでした。自席のほうへお戻りを願います。
ただいま、市政一般に対する質問の途中ではありますが、本日の会議はこの程度にとどめます。
次の本会議は、明日十五日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行います。
それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間にわたり御苦労でございました。
散会 午後一時五十一分
宇佐市議会...